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SPECIAL COLUMNS |
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Vol.22 トスは前に上げすぎてはいけない! |
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ノーマルスタンス |
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まず初めはノーマルスタンスから。ノーマルスタンスとは、ややクローズドからスクエアまでと、ここでは定義する。また構えの時点ではなく、テイクバック完了時点でのスタンスだけが対象。ステップインするかどうかは、ここでは問題としない。 一般愛好家だけではなく、プロの間でももっともポピュラーなのが、このノーマルスタンス。その理由は身体の捻りと反りを作りやすいからだ。トスを上げたとき、腰に捻りのストレスがあまりかからないのだ。ナチュラルに、かつ負担が少なく、上半身と下半身を捻ることができるのがこのスタンスだ。身体の反りに関しても、負担はそれほど大きくない。 捻りと反りをナチュラルに行なうことができれば、前述の3つの動作もより自然に行なうことができる。その点で、このスタンスはセカンドに適しているといえる。 |
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反りが不十分になるケースも ただし最大の威力を求められないという短所もある。あくまでも「ナチュラル」なので、全身の力を強く使えないというデメリットもある。とくに反りに関しては筋力が強くない限り、無理できない。このスタンスでセカンドが不安定な人は、そのあたりに原因がある可能性がある。もちろんどのスタンスであっても、トスを前に上げすぎないように意識しなければいけない。それでも不安定ならば、スタンスを変えてみるのもひとつの手だ。 |
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極端なクローズドスタンス |
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ノーマルスタンスだと、反りの面で愛好家にはきつくなるかもしれないと上で述べた。ここでは、その点をクリアするアイディアを紹介しよう。セカンドサーブ限定でクローズドスタンスに変えてみるという方法だ。 ややクローズドからスクエアまでがノーマルスタンスだとすると、ここでいうクローズドスタンスとは極端なタイプのこと。連続写真のマッケンローのように、テイクバック完了時点でも、両脚がかなり左右にずれたスタンスだ。 ふつうこのスタンスは腰を回しにくいなどの理由で、敬遠されがちで、実際、今このタイプのプロ・プレイヤーはほとんどいない。 ただし、それはファーストサーブに限っての話。じつはセカンドサーブにとっては、メリットがある。身体の反りやすさだ。 |
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トライすればすぐわかる 実際にトライすればすぐわかることだが、多少深く身体を反らしても、このスタンスだと身体を支えやすい。たしかに捻ることがむずかしく、腰も回しにくいが、反りの面では身体は楽なのだ。身体を反らせるということは、それだけ「左から右」へのスウィングが行ないやすいということ。セカンドには最適のスタンスだ。ただし、打ちやすい球種とコースは限定される。デュースサイドからフラットでワイドに打つことは期待できない。あくまでもスピン主体に限定したスタンスだ。 |
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