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錦織圭は「ベースの高さが全然違う」

市川泰誠
市川泰誠
画像提供: tennis365.net
男子テニスの横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2025 supported by 三田興産(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)は18日、シングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク793位の市川泰誠は第1シードの錦織圭に6-4, 1-6, 1-6の逆転で敗れ初戦敗退となった。試合後、市川は錦織の強さについて語った。

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先月の三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権100th Supported by 橋本総業ホールディングス(東京/有明、ハード)では準優勝を飾った24歳の市川。

好調を維持したまま迎えた今大会は、予選2試合を勝ち抜き2年連続での本戦出場を果たした。

一方、35歳で世界ランク158位の錦織は、8月のシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で初戦敗退となったのを最後に背中の負傷などの影響で欠場を続けていたが、初出場となる今大会で約3ヵ月ぶりに復帰を果たした。

両者初の顔合わせとなった1回戦の第1セットで市川は、立ち上がりでプレーに硬さが見られた錦織からいきなりブレークを奪うと、そのままリードを守りきって先行する。

しかし第2セットで市川は、徐々にリズムを掴み出した錦織に対し2度のブレークを許すと、リターンゲームでは1度もブレークポイントを握れずにセットカウントは1-1となる。

そして迎えたファイナルセット、市川は勢いに乗る錦織を止めることができず、序盤に2度のブレークを許して一気に4ゲームを連取される。第5ゲームでこのセットで初めてキープに成功するも、第7ゲームで再びブレークを奪われ敗退となった。

試合後、市川は「第1セットはほぼ記憶がないというか、勢いでいけた部分があって、錦織さんも硬さがありリターンも合ってなかった分、キープができて6-4で取れましたが、第2セットに入ってからは硬くなって力が入ってしまいました。ファイナルセットは完全に流れを錦織さんに持って行かれて何もできずに終わってしまいました」と振り返った。

また、錦織との対戦が決まった際の心境を聞かれた市川は、「めっちゃ嬉しかったです。これ以上ない経験だと思ってすごく楽しみにしていました」と明かした。

そして、「実際に対戦してみて錦織のどこに強さを感じたか」という質問に対しては、リターンとテンポの速さをあげた。

「(錦織の)リターンはファーストサーブでもセカンドサーブでもほぼベースライン手前に落ちてきて、特にセカンドサーブの時にはどこにリターンを打ってくるかも分からない状態でした。それからテンポの速さですね。自分のボールが浅いので全部前に入って打たれてしまい、攻めることができませんでした。やっぱりベースの高さが全然違うなと思いました」

一方、勝利した錦織は2回戦で世界ランク374位のシン・サンフイ(韓国)と対戦する。シンは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場したジョーンズ怜音を下しての勝ち上がり。


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(2025年11月18日15時52分)



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