女子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)は27日にシングルス2回戦が行われ、世界ランク73位の
大坂なおみが第21シードの
Y・プチンセワ(カザフスタン)を3-6, 6-4, 6-2の逆転で破り、2019年以来5年ぶり3度目の3回戦進出を果たした。
>>大坂 なおみ 3回戦 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ、内島 萌夏ら チャイナOP組合せ<<両者はこれまで5度顔を合わせており大坂の2勝3敗。前回の対戦は今年4月のビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)ファイナル予選「日本vsカザフスタン」で、この時は大坂が6-2, 7-6 (7-5) で勝利している。
大坂は今大会の初戦で、世界ランク77位の
L・ブロンゼッティ(イタリア)を6-3, 6-2のストレートで下し初戦突破を果たした。一方、今大会はシード勢が1回戦免除のためプチンセワはこの試合が初戦となる。
26歳で元世界ランク1位の大坂が同大会の本戦に出場するのは2019年以来5年ぶり4度目で、最後に出場した2019年は決勝で当時世界ランク1位の
A・バーティ(オーストラリア)を破り優勝を飾っている。
2回戦、序盤から大坂はブレークのピンチを迎えるが強烈なサービスで凌ぐ展開となるが、第5ゲームではこのセット4度目のブレークポイントを決められ先にブレークされる。その後もプチンセワにストロークで押し込まれた大坂は挽回することができず、第9ゲームもサービスキープすることができずセットを落とした。
第2セット、流れを変えたい大坂は第1ゲームでいきなりブレークに成功し主導権を奪取。それでも、第6ゲームで0-40とピンチを迎えると、一時はデュースまで追いつくも最後はラリー戦に敗れブレークバックを許した。その後は一進一退の攻防となるが第9ゲームで大坂が強烈なバックハンドからブレークに成功しリードを奪うと、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープしセットカウント1-1に追いついた。大坂はファーストサービスが入ったときのポイント獲得率で、第1セットは56パーセントだったものを第2セットは86パーセントにまで上昇させた。
ファイナルセット、勢いに乗る大坂は再び第1ゲームでブレークを奪うと完全に流れを掴み、3ゲームを連取する。第4ゲームで1つブレークを返されたが、第7ゲームでこのセット3度目のブレークに成功。1時間46分で逆転勝ちをおさめた。
勝利した大坂は3回戦で世界ランク60位の
K・ヴォリネッツ(アメリカ)と対戦する。ヴォリネッツは2回戦で第14シードの
M・コスチュク(ウクライナ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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