テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間6日(現地5日)、男子シングルス3回戦が行われ、昨年王者で第3シードの
C・アルカラス(スペイン)が第29シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を5-7, 6-2, 4-6, 7-6 (7-2), 6-2のフルセットで破り、3年連続3度目のベスト16進出を果たした。試合後、アルカラスは「彼と対戦するのはいつも大変なこと。彼は本当に才能のある選手だからね」と明かした。
>>シナー、ジョコビッチ、アルカラスら ウィンブルドン組合せ<<>>シフィオンテクら ウィンブルドン組合せ<<21歳で世界ランク3位のアルカラスは昨年のウィンブルドン決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を破り大会初優勝。今大会は大会連覇と、先月タイトルを獲得した全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続く四大大会4勝目を狙っている。
1回戦では予選勝者で世界ランク269位のM・ラヤル(エストニア)、2回戦では同69位の
A・ブキッチ(オーストラリア)を下し3回戦に駒を進めた。
この日、第1セットを先取されたアルカラスだ続く第2セットでは2度のブレークに成功し1セットオールに追いつく。
しかし、第3セットでは開始彼ブレークポイントを握られると第7ゲームでブレークを許す。その後はブレークを返せず、セットカウント1-2と後がなくなる。
それでも第4セット、互いにサービスゲームをキープしもつれ込んだタイブレークをアルカラスが制し2セットオールに追いつく。迎えたファイナルセットでは2度のブレークを奪い3時間50分に及ぶ熱戦を制した。
試合後のオンコートインタビューでアルカラスは「彼(ティアフォー)と対戦するのはいつも大変なこと。彼は本当に才能のある選手だからね。彼がトップに立つに値し、大きな目標のために戦うに値することを改めて実感した。自分のプレーを適応させ、解決策を見つけるのは僕にとって本当に困難だったけど、試合の最後にそれができて本当にうれしい」とコメント。
「第4セットには難しい瞬間がたくさんあった。次のボールとタイブレークのことばかり考えていたし、全力で戦わなければならないと自分に言い聞かせていた。ずっと全力で戦っていたし、勝ち切れたことは自分にとって良いことだよ」
勝利したアルカラスは4回戦で第16シードの
U・アンベール(フランス)と世界ランク65位の
B・ナカシマ(アメリカ)のどちらかと対戦する。
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