テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は24日に男子シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第2シードの
C・アルカラス(スペイン)を6-1, 6-3, 6-7 (2-7), 6-4で破り、4年ぶり2度目のベスト4進出を果たすとともに、四大大会で7度目の準決勝に駒を進めた。試合後の会見では「とにかくうれしい」と喜びを語った。
>>サバレンカvsガウフ 1ポイント速報<<>>サバレンカ、ガウフら全豪オープン組合せ<<>>ジョコビッチ、ズベレフら全豪オープン組合せ<<全豪オープンでは、2020年に4強、2021年に8強入りを果たしている世界ランク6位のズベレフだが、昨年大会は2022年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で負った負傷からの復帰直後ということもあり、2回戦で敗れていた。
今大会は1回戦で同62位の
D・ケプファー(ドイツ)、2回戦で予選勝者で同163位のL・クライン(スロバキア)、3回戦で同91位の
A・ミケルセン(アメリカ)、4回戦で第19シードの
C・ノリー(イギリス)を下し8強入りした。
同2位のアルカラスとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、立ち上がりからミスが目立つアルカラスに対し、ズベレフが第2ゲームと第6ゲームでブレークを奪い先行する。続く第2セットも10本のアンフォーストエラーを記録するなど調子の上がらないアルカラスに対して、安定したプレーを続けたズベレフは第6ゲームから4ゲームを連取し2セットアップとする。
第3セット、ズベレフは第4ゲームでブレークポイントを握ると最後はラリー戦の末アルカラスのバックハンドがアウトとなりブレークに成功。しかし、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでアルカラスにブレークバックを許すと、流れは一転アルカラスに。その後のタイブレークではアルカラスの強打に苦しめられ1セットを返される。
第4セット、序盤で両者1度ずつブレークを奪い合うと、その後はキープが続く。しかし、終盤となった第9ゲームでズベレフが値千金のブレークに成功。最後は第10ゲームをキープし、同大会4年ぶり2度目の4強入りを果たした。
試合後の会見でズベレフは「完璧なスタートだったと思うよ。彼(アルカラス)をかなり焦らせた。すごくアグレッシブにプレーできていた。彼の手からラケットを奪うような感じでね。正直なところ、彼に対してはそうしなければならないんだ。彼にポイントを支配させ、ゲームをコントロールさせ、ゲームのペースを握らせれば、彼は無敵だ。そうなれば、彼は世界最高の選手だから」と試合を振り返った。
また、2022年の全仏オープンでの負傷から短い期間で再びトップレベルに復活できたことに関して大きな喜びを語った。
「けがをする前の僕は、絶好調だったんだ。これまでのキャリアで最高のレベルだった。色々あったけど、今こうして復帰し、このような試合に勝つことができてとても満足している。昨年は、シーズンの前半、いや、1年を通して、僕は四大大会の優勝候補ではなかった。そのようなトーナメントで優勝を争うような選手ではなかったんだ。もし今そうなれているなら、それはとてもうれしいことだ。準決勝に進出できて本当にうれしいし、興奮している。またこういう試合ができるし、こういう選手たちと戦える。正直に言うと、とにかくうれしいんだ」
準決勝で第3シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準々決勝で第9シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を下しての勝ち上がり。
ズベレフはメドベージェフについて「彼(メドベージェフ)はプレーするのが非常に難しい。それは間違いない。彼は今、世界最高の選手の1人だからね。でも、僕は今のポジションに満足しているし、金曜日の試合では勝つために全力を尽くすつもりだよ」と話した。
男子シングルスの準決勝は現地26日に行われる予定で、決勝は大会最終日の28日に組まれる。
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