男子テニスで世界ランク36位の
A・フィス(フランス)は2日、12月のオフシーズンをクウェートにあるラファ・ナダルアカデミーで過ごし、元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)とともに練習することを明かした。
21歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)に第1シードとして出場していた19歳のフィスは、2日に行われた決勝で第6シードの
H・メジェドビッチ(セルビア)に4-3 (8-6), 1-4, 2-4, 4-3 (11-9), 1-4のフルセットで敗れ準優勝を果たした。
決勝戦後に男子プロテニス協会のATPのインタビューに答えたフィスはナダルから直接練習の誘いがあったことを明かし、サウジアラビアからクウェートに移動すると話した。
「彼(ナダル)から一緒に練習しないかと誘われたときは、とてもうれしかったし、とても驚いたよ。史上最高のプレーヤーの1人とプレーできることは、僕にとってとても大きなことなんだ。彼のためにベストを尽くすけど、僕個人的にも来季は大きなシーズンを迎える。自分のためにもベストを尽くすよ。そして、その状況を楽しむつもりだ」
フィスは今季、1月のオエイラス・インドア2(ポルトガル/オエイラス、室内ハード、ATPチャレンジャー)で優勝すると、5月のリヨン・オープン(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)でツアー初制覇を経験。251位だった世界ランクは1年で36位にまで上昇した。来シーズンはフィスの言う通り、ポイントを守りつつさらにツアー大会で結果を求められる大きなシーズンとなる。
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