28日に開幕する男子テニスの21歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジェッダ、ハード)は8日、公式サイトで出場の決まった5選手を発表した。
>>ダニエル 太郎ら松山CH組合せ<<同大会は21歳以下の選手で年間の獲得ポイント上位7選手と、ワイルドカード(主催者推薦)が与えられた選手の8名が出場する大会。4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。
また、試合形式は4ゲーム制の5セットマッチで行われる。
この大会は2017年から始まり、これまで
チョン・ヒョン(韓国)、
S・チチパス(ギリシャ)、
J・シナー(イタリア)、
C・アルカラス(スペイン)、
B・ナカシマ(アメリカ)がトロフィーを掲げている。
今回、大会は公式サイトで出場の決まった5選手を発表した。
1人目は19歳で世界ランク36位の
A・フィス(フランス)。今季は5月のリヨン・オープン(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)でツアー初優勝を飾ったほか、ツアー大会で1度の準優勝と3度のベスト4進出を果たし世界ランキングを一気に上げ飛躍した。
2人目は19歳で同70位の
L・ヴァン・アッシュ(フランス)。今季はチャレンジャー大会で2度の優勝を飾り、世界ランキングで初のトップ100入りを果たした。
3人目は21歳で同92位の
D・ストリッカー(スイス)。昨年は同大会で4強入りしており、今季は全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でチチパスを破るなどしベスト16進出を果たした。
4人目は21歳で同100位の
F・コボリ(イタリア)。今季はチャレンジャー大会で1度の優勝と1度の準優勝を飾り、ツアー大会では4月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)で予選からベスト8まで勝ち上がった。
5人目はワイルドカードが付与された19歳で同215位の
A・シェルバイ(ヨルダン)。今季は2月にチャレンジャー大会で準優勝を飾ると、その翌週に行われたカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)でツアー本戦初出場。さらに4月のスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)ではヨルダン人選手として初めてツアー本戦勝利を飾っている。
そして10月のLTP チャレンジャー(アメリカ/チャールストン、ハード、ATPチャレンジャー)ではヨルダン人選手として初のATPチャレンジャー大会のタイトルを獲得する快挙を達成した。
なお、同大会の出場をかけた「RACE TO Jeddah」(21歳以下最終戦出場ランキング)で1位のアルカラスと2位の
H・ルーネ(デンマーク)は12日に開幕するNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に出場するため、今大会には出場しない。
また、同ランキングで3位の
B・シェルトン(アメリカ)は健康上の理由で、同4位の
L・ムセッティ(イタリア)は個人的な理由で欠場することが同時に発表された。
残る出場枠は3つとなっており、今月20日までに同ランキングで11位に入っている選手が出場権を獲得することとなる。
9日時点で同ランキング14位につけている20歳の
望月慎太郎は現在行われているユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン(日本/松山、ハード、ATPチャレンジャー)で2回戦敗退となり、出場圏内の11位との差は現時点で97ポイント差となっている。
望月は今後13日に開幕する兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード、ATPチャレンジャー)に出場し、最終戦出場へ最後の望みをかけるが、現状では厳しい立ち位置となっている。
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