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MP凌いだフォニーニ 1年半ぶり8強

ファビオ・フォニーニ
前週のベルガモチャレンジャーでのフォニーニ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのモゼール・オープン(フランス/メス、ハード、ATP250)は8日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク147位のF・フォニーニ(イタリア)が第5シードのA・ブブリク(カザフスタン)を4-6, 7-6 (9-7), 7-6 (7-5)の逆転で破り、2022年4月のセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)以来 約1年6ヵ月ぶりのツアーベスト8進出を果たした。

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36歳のフォニーニは2019年4月にロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で「ATPマスターズ1000」を初制覇し、同年7月に自己最高となる世界ランク9位を記録。しかし、2020年にはコロナ禍において両足首を手術し、一時ランキングを大きく落とした。

今シーズンはチャレンジャー大会を中心に四大大会の予選などに出場して、徐々にランキングを上げている段階で、今大会はワイルドカードで出場。1回戦で世界ランク74位のT・セイボスワイルド(ブラジル)をストレートで下し、約6ヵ月ぶりのツアー本戦白星をあげていた。

2回戦、フォニーニは第1セットを落とすと第2セットでも終盤第11ゲームでブレークを許し万事休す。しかしブブリクのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームではマッチポイントを1度凌ぎブレークバックに成功し追いつくと、タイブレークでも2度のマッチポイントを守り切るしぶとさを見せ、1時間13分かかった第2セットをものにした。

ファイナルセット、先にブレークに成功したフォニーニだったが、第10ゲームでブレークバックされ再びタイブレークへ。3度ずつミニブレークを奪い合ったシーソーゲームだったが、最後はフォニーニが4度目のミニブレークに成功し2時間53分の激闘を制した。

準々決勝では第6シードのL・ソネゴ(イタリア)と対戦する。ソネゴは2回戦で世界ランク215位のA・シェルバイ(ヨルダン)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には世界ランク70位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)やワイルドカードで出場している同PH・エルベール(フランス)らが8強入りを決めている。




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(2023年11月9日8時35分)



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