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世界1位「WTAに失望してる」

アリナ・サバレンカ
最終戦でのサバレンカ
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニスの最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)は29日、シングルス予選ラウンドロビンの初戦が行われ、第1シードのA・サバレンカが第8シードのM・サッカリ(ギリシャ)を6-0, 6-1のストレートで破り、開幕戦で白星を飾った。しかし試合後にSNSを更新したサバレンカは「WTAにはとても失望している」と明かした。

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最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会であり、賞金総額は900万ドル(約13億5,100万円)。

25歳のサバレンカは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝を飾るとその後も好調を維持し2つのタイトルを獲得。先月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝すると直後の世界ランキングで初の1位に輝いた。

そのサバレンカが最終戦に出場するのは3年連続3度目。昨年は予選ラウンドロビンを2勝1敗で通過すると準決勝でI・シフィオンテク(ポーランド)を下し決勝へ。しかし、C・ガルシア(フランス)にストレートで敗れ、初優勝とはならなかった。

そして今大会の初戦、サバレンカはサービスゲームが安定しないサッカリから6ゲームを連取し第1セットを先取。第2セットでも圧倒すると試合を通してわずか1ゲームしか落とさず、1時間14分で勝利した。

勝利したサバレンカだったが試合後には女子テニス協会のWTAに不満を吐露。次のようにSNSでつづった。

「今夜は集中力を切らさず、いいプレーができたので満足している。でも、WTAにはとても失望している。今夜の記者会見でも言ったように私は選手としてWTAに軽蔑されていると感じている。私たちのほとんどがそうだと思う。これはファイナルズに期待するレベルではない」

「正直なところ、このコートでは安心して動けないことが多い。このコートで初めて練習したのは昨日だったしバウンドも安定していない。これだけのことが懸かっているのだから私には受け入れられない」

「とはいえ、大会の主催者である地元の方、土壇場でコートを作ってくれた人たち、そしてこの大会で働いてくれている人たちには感謝の気持ちを示したい。彼らのせいではないことは分かっているし、私は彼らを愛し、感謝していることを知ってほしい。メキシコに来られてとても幸せだけど、WTAとこの状況には腹が立っている」

WTAファイナルズは近年開催地が定まっておらず、昨年はアメリカのフォートワースで行われた。そして今年の開催地に関してもすぐには決定せず多くの候補が挙がっていたが9月7日にメキシコのカンクンで開催されることが正式決定した。そこから準備期間2カ月余りの開幕ということもあり、大会運営も難しくなっているようだ。

【GNPセグロス・WTAファイナルズのシングルスの組合せ・結果】

・バカラー グループ
A・サバレンカ 1勝0敗
J・ペグラ(アメリカ) 1勝0敗
E・ルバキナ(カザフスタン) 0勝1敗
M・サッカリ 0勝1敗

・チェトゥマル グループ
I・シフィオンテク 0勝0敗
C・ガウフ(アメリカ) 0勝0敗
O・ジャバー(チュニジア) 0勝0敗
M・ボンドロウソワ(チェコ) 0勝0敗




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(2023年10月30日22時11分)

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