女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023(日本/東京、ハード、WTA500)は30日、シングルス準決勝の2試合が行われた後、今大会を最後に現役を引退した
土居美咲の引退セレモニーを開催。昨年大会で引退し、今大会のトーナメントアドバイザーを務める
奈良くるみも登場し、土居にメッセージを贈った。
>>【画像】土居美咲が現役最後の試合終え想いつづる<<32歳の土居は2015年10月にはBGL・BNPパリバ・ルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ、 ハード)でツアー制覇も達成し、2016年10月に自己最高となる世界ランク30位を記録。しかし、今年は腰の負傷などもあり出場大会も限られていたなか、東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2023が現役最後の大会となると発表した。
今大会、土居は予選にワイルドカード(主催者推薦)で出場すると、予選1回戦で世界ランク969位の松田鈴子を下し予選決勝へ。その後、予選決勝の対戦相手が繰り上がりで本戦入りしたことで土居も本戦入りを決めた。
本戦1回戦では世界ランク49位の
P・マルティッチ(クロアチア)をストレートで下し初戦突破を果たしたたものの、2回戦では前週のグアダラハラ・オープン・アクロン(メキシコ/グアダラハラ、ハード、WTA1000)で優勝を飾った世界ランク6位の
M・サッカリ(ギリシャ)にストレート負け。この試合が現役最後の試合となった。
そして30日、土居の引退セレモニーが行われ、登場した奈良は労いの言葉を贈った。
「土居選手、本当にお疲れ様でした。昨年から腰に苦しんでいた姿を見ていたので今回、こうやってベストを尽くす美咲ちゃんを見て本当にかっこいいなと思いましたし、感動しました。13歳から共に世界で戦ってきましたが、去年の東レでは私が引退して今年は美咲がここで引退しました。こういう大きな日本の大会で共に引退できたことは本当に誇りだと思います。今後のみっちゃんの未来に期待しています。これからもよろしくお願いします。本当にお疲れ様でした」
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