男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は25日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
D・メドベージェフがワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク70位の
A・マレー(イギリス)を6-4, 6-4のストレートで破り、ツアー2週連続優勝を果たすとともに17個目のタイトルを獲得した。試合後には「本当にいいプレーができるようになった」と現在のプレーに自信をのぞかせた。
>>メドベージェフが優勝 カタールOP組合せ・結果<<>>ジョコビッチらドバイ選手権組合せ<<前週のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)で今季初の優勝を飾っていたメドベージェフは今大会、準決勝で第2シードのF・ オジェ アリアシムをストレートで下し決勝に進出。一方、元世界ランク1位のマレーは世界ランク52位の
J・レヘチカ(チェコ)をフルセットで破りタイトルに王手をかけていた。
決勝戦、メドベージェフは6本のサービスエースを放つも6本のダブルフォルトを犯すなどサービスの安定感を欠く。計7度のブレークチャンスをマレーに与えるも、ストロークで粘り2度のブレークに抑えた。リターンゲームではマレーのセカンドサービスからチャンスを見出し、8度のブレークポイントのうち4つを決め切る決定力を見せ、1時間46分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには今季マッチ14勝2敗としたメドベージェフのコメントが掲載されている。
「タフな試合だったね。今日は少し風が強かったから、互いにリズムをつかむのに苦労したよ。時には悪いプレーもあったし、突然2人とも素晴らしいプレーをしだしたり。勝ててうれしいよ」
「ロッテルダムで何とか勢いを見つけることができたんだ。本当にいいプレーができるようになった。サーブの調子もいいし、動きもいい。今日はアンディ(マレー)に何度もボールを通されて大変だったけど、問題はこの調子を維持し続けられるかどうかだね。できる限りトライしてみるつもりだよ」
メドベージェフは今回の優勝により、27日に更新される世界ランクで
R・ナダル(スペイン)を抜き7位へ浮上する。また、これまで獲得してきた17個のタイトルのうち16個がハードコートでのものになった。
敗れたマレーはツアー47度目の優勝まであと一歩に迫っていたが、惜しくもタイトル獲得とはならなかった。
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