女子テニスで世界ランク38位の
大坂なおみのコーチを2019年から務めているウィム・フィセッテは21日、自身のSNSを通じて契約が終了したことを明らかにした。
大坂は2019年2月にそれまでコーチを務めていたサーシャ・バインとの契約終了を発表。その後、後任のジャーメン・ジェンキンスとのタッグを同年9月に解消した。
2019年12月に大坂は、
K・クレイステルス(ベルギー)、
V・アザレンカ、
S・ハレプ(ルーマニア)や
A・ケルバー(ドイツ)らのコーチを務めた経験を持つフィセッテとタッグを組むことを発表。
フィセッテがコーチに就任後、大坂は2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)、翌年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を制覇。
今シーズンは全豪オープンで3回戦敗退を喫して一時は世界ランキングを85位まで落とす。その後、4月にマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)で準優勝をおさめるも、5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で左足首(アキレス腱)を負傷。完治しないなかで出場した全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では初戦敗退を喫し、その後ツアーから離れている。
フィセッテは自身のインスタグラムを21日に更新し、大坂とのコーチ関係が終了したことを明かした。
「2019年からナオミを指導し、彼女が今のようなチャンピオンに成長する姿を見ることができたのは光栄なことでした」
「彼女は新しい世代がゲームに夢中になり、自分が信じるもののために声を上げるよう、刺激を与えてくれました」
「その旅の一翼を担えたことは、本当に素晴らしいことでした。ありがとう、次の章を楽しみにしています」
大坂は8月1日に開幕する女子テニスのムバダラ・シリコンバレー・クラシック(アメリカ/サンノゼ、ハード、WTA500)への出場を予定している。
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