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キリオス 痛めた右肩に言及

ニック・キリオス
メディカルタイムアウトを取るニック・キリオス
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)が同56位のB・ナカシマ(アメリカ)を4-6, 6-4, 7-6 (7-2), 3-6, 6-2のフルセットで破り、2014年以来8年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。試合後には痛めた右肩について言及し「100パーセントの状態ではない」と明かした。

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大会8度目の出場となったキリオスは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク219位のP・ジュブ(イギリス)、2回戦で第26シードのF・クライノビッチ(セルビア)、3回戦で第4シードのS・チチパス(ギリシャ)を下し、2016年以来6年ぶり4度目の16強入りを決めた。

この試合、第1セットを落としたキリオス。右肩を痛め途中でメディカルタイムアウトを取るも第2・第3セットを連取してセットカウント2-1と逆転する。その後の第4セットを落としたキリオスだったが、迎えたファイナルセットでは第2ゲームから5ゲームを連取して3時間11分で勝利した。

試合後の会見でキリオスは「今日、彼(ナカシマ)には本当に感心した。正直なところ、今日まで彼の試合をあまり見ていなかった。もちろん、ドローは見た。彼が勝った相手も何人か見てみたよ」と語った。

「彼のゲームの多くの部分が印象的だった。セカンドサーブは信じられないほどだったよ。攻めることができなかったからね。僕自身は、最初から思うようなプレーができていなかった。チチパス戦やクライノビッチ戦のようにできなかった」

また、試合中に痛めていた右肩については次のように言及した。

「チチパス戦の後、目が覚めたら肩が痛かった。この1ヵ月半でたくさんプレーしてきたからね。それが普通だと思う。今大会では誰もが100パーセントの状態ではないと思う」

「精神的にも今はもっとうまく対処できるようになったと感じている。100パーセントの状態ではないことは分かっていた。でも、精神的にはとても落ち着いていた。5セットの間、全力のサーブを打つことができなかったけどね。もちろん、痛み止めを飲まなければならなかった」

勝利したキリオスは準々決勝で世界ランク43位のC・ガリン(チリ)と対戦する。ガリンは4回戦で第19シードのA・デ ミノー(オーストラリア)を2-6, 5-7, 7-6 (7-3), 6-4, 7-6 (10-6)の逆転で下しての勝ち上がり。

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