男子テニスのロスシー・インターナショナル(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)は25日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
T・フリッツ(アメリカ)が世界ランク60位の
M・クレッシー(アメリカ)を6-2, 6-7(4-7), 7-6(7-4)のフルセットで破り、2019年以来2度目の優勝を果たした。
>>フリッツらウィンブルドン男子 組合せ<<>>土居、本玉らウィンブルドン女子 組合せ<<今大会上位4シードが免除のため、2回戦から登場したフリッツ。2回戦では世界ランク94位の
T・モンテイロ(ブラジル)をストレートで、準々決勝では世界ランク39位の
A・ブブリク(カザフスタン)をストレートで、準決勝では第6シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)をフルセットで下して勝ち上がった。
同胞対決となった決勝戦、世界ランク14位のフリッツは第1ゲームからブレークに成功すると、第7ゲームでもブレークし第1セットを先取する。
しかし続く第2セット、先行したフリッツだったがタイブレークの末に1セットオールとされる。
勝負のファイナルセット、互いにキープが続いて再びタイブレークへ突入すると、今度はこれに競り勝ち、約2時間15分の一戦を制した。
勝利したフリッツは、
R・ナダル(スペイン)を下して優勝した3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来、今季2度目のツアータイトル獲得となった。また、キャリアでは通算3勝目となった。
男子プロテニス協会(ATP)は公式サイトでフリッツのコメントを紹介。次のように決勝を振り返った。
「この場所には何かがあるんだ。ここは僕が初めてタイトルを取った場所だし、今週の初日にここに来たとき、前よりずっと良いプレーができていると感じた。この場所は、僕の心の中で特別な場所だよ」
「ここに来る前、僕のグラス・シーズンはあまりうまくいっていなかった。でも、これらのプレーヤーに勝てたことは素晴らしいことだし、自信にもなった。ウインブルドンに向けて、今週は本当に良いプレーができたし、気分も良いよ」
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