テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第15シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-1, 6-3, 6-3のストレートで破り、13年連続16度目のベスト8進出を果たした。試合後には「終わりはない」と今後の試合への意欲を口にした。
>>ジョコビッチら 全仏OP男子組合せ<<>>シフィオンテクら 全仏OP女子組合せ<<35歳のジョコビッチは昨年の全仏オープンで2016年以来5年ぶり2度目の優勝を果たし、1968年のオープン化以降で男子初となる「ダブルグランドスラム(すべての四大大会で2回以上優勝)」の偉業を達成。今大会は18年連続18度目の出場で、2年連続3度目のタイトル獲得、そして
R・ナダル(スペイン)と並ぶグランドスラム史上最多21度目の優勝を狙う。
今大会の3回戦で世界ランク195位の
A・ベデネ(スロベニア)をストレートで破り勝ち上がりを決めたジョコビッチ。この試合の第1セットでは序盤からドロップショットを混ぜた多彩なショットでシュワルツマンを翻弄。第3ゲームで3度のブレークポイントを凌ぐと5ゲームを連取して先行する。
続く第2セット、序盤で3ゲームを連取されゲームカウント0-3とリードされたジョコビッチ。それでもストローク戦で徐々に優位に立つと第5ゲームでブレークに成功。直後の第6ゲームで3度のブレークポイントを凌ぐと、6ゲーム連取でセットカウント2-0とリードする。
迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続くと第5ゲームでブレークポイントを凌いだジョコビッチ。直後の第6ゲームでブレークに成功し、2時間15分で勝利した。
大会の公式サイトはジョコビッチのコメントを掲載し「僕は彼(シュワルツマン)をとても尊敬している。彼はコート上でもコート外でもとても良い人で、クレーコートのスペシャリストだよ。残りのシーズンもベストを尽くすことを祈っている」と語った。
「終わりはないよ。もちろん、今大会での結果には満足しているけど、やるべきことはまだあるんだ」
勝利したジョコビッチは準々決勝で第5シードのナダルと対戦する。ナダルは第9シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を3-6, 6-3, 6-2, 3-6, 6-3のフルセットで破り、6年連続16度目のベスト8進出を果たした。
ジョコビッチとナダルはこれまで58度対戦し、ジョコビッチの30勝28敗。全仏オープンに限ってはナダルが7勝2敗と勝ち越している。直近の対戦は昨年の全仏オープン準決勝であり、その時はジョコビッチが3-6, 6-3, 7-6 (7-4), 6-2の逆転勝ちをおさめている。
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