男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は9日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク95位の
A・マレー(イギリス)が同31位の
A・ブブリク(カザフスタン)を7-6(8-6),6-4のストレートで破り、2年連続5度目の初戦突破を果たした。
>>マレーらABNアムロ世界テニス・トーナメントの組み合わせ<<>>YouTube ド素人【テニス】 ボール直撃ハプニング 「やる気が感じない」と喝! 初心者もりし大会出場へ向けフォアハンド猛練習<<2009年の同大会王者である元世界ランク1位のマレーはこの試合、10本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに74パーセントの確率でポイントを獲得。前週の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)を制したブブリクに1度ブレークを許したものの、リターンゲームではそれを上回る2度のブレークに成功し、1時間42分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマレーのコメントが掲載された。
「第1セットは、お互いにタフな場面もあったね。けど、最後は何とか切り抜けられたよ。彼(ブブリク)のビッグサーブから素晴らしいリターンがあって、僕はいい仕事ができた。ああいう相手と戦うのは簡単じゃないし、ビッグサーブやたくさんのドロップショットがあるから集中しなければならない。今夜はそれがうまくできた」
2回戦では第3シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは1回戦で予選から出場した世界ランク126位の
E・ゲラシモフを逆転で下しての勝ち上がり。両者は2度目の顔合わせでオジェ アリアシムの1勝。唯一の対戦は2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)2回戦で、そのときはストレートで敗れている。
マレーは2回戦について「楽しみだ。彼(オジェアリアシム)は今年かなり良いスタートを切ったし、現在最高の若手プレーヤーの1人。彼に勝つためには自分のプレーをする必要があるけど、僕にとってはいいテストになるし、何が起こるか見てみよう」と語った。
同日には世界ランク34位の
A・デ ミノー(オーストラリア)や同63位の
L・ムセッティ(イタリア)が一足早く8強入り。また、昨年の同大会準優勝者である
M・フチョビッチ(ハンガリー)や同53位の
クォン・スンウ(韓国)らが初戦突破を決めた。
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