男子テニス協会のATPは14日、公式サイトを通じて2021年ATPアワードの『コーチ・オブ・ザ・イヤー』にファクンド・ルゴネス氏が選出されたことを発表した。同氏は、世界ランク12位の
C・ノリー(イギリス)をキャリア最高のシーズンに導くなどの功績を残した。
>>【YouTube】200キロ爆速フラットサーブの秘訣は○○の脱力が第一歩【テニス】<<ノリーは7月のミフェル・オープン(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)でツアー初優勝を飾ると、10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)でATPマスターズ1000で初制覇を成し遂げた。
また、11月のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)では
S・チチパス(ギリシャ)の棄権に伴い、補欠選手として2試合に出場。2021年を52勝25敗という成績で終えている。
ATP公式サイトは、受賞が決まったルゴネスのコメントを掲載している。
「信じられないほど幸せだ。まさか自分がこの賞を獲れるとは思ってもいなかった。でも、それがスポーツの素晴らしさで、何が起こってもおかしくないということだね。チームのみんなにも感謝したい。彼らはキャム(ノリー)を準備させるために1年中信じられないほど頑張ってくれた」
「最も重要なことは、キャムに感謝し、厳しい試合を乗り越えてくれたおかげで、賞を獲得することができたということだ」
ルゴネスとノリーの出会いは、テキサス・クリスチャン大学でチームメイトだったことから始まる。ノリーが1年生のとき、ルゴネスが4年生だった。当時彼はテニスとは異なる職に就くことを考えていたという。
「私は経済学の学位を持っていて、金融や銀行などで働こうと考えていたんだ。そして、テニスクラブで働きながら、チームの手伝いをするようになり、キャムから一緒に旅をしないかと誘われ、キャムもコーチ陣も、僕の仕事を認めてくれて、うまくやれると思ってくれたんだ」
「経済学の勉強も楽しかったけど、情熱は感じなかった。もし、これが本当にうまくいけば本当に好きな仕事に就けると思ったんだ」
「テニスか金融か、どっちが好きか。あとは、自分の好きなことをして、高い給料をもらう方法を見つけるしかない。でも、最後は自分が一番好きなことに行き着いたので、迷うことはなかったよ」
「投票してくれた人たち、いつもアドバイスをしてくれたり、何かを教えてくれたりした他のコーチたちに感謝したい。感謝してもしきれないよ。来年が楽しみだね」
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