テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、第6シードの
R・フェデラー(スイス)が第29シードの
C・ノリー(イギリス)を6-4, 6-4, 5-7, 6-4で破り、18度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見では転倒したことについて「違いは感じてはいない」と触れた。
>>フェデラーらウィンブルドン対戦表<<新型コロナウイルスの感染拡大のため2019年以来2年ぶりの開催となる同大会。この試合、フェデラーは地元の声援を受けるノリーにブレークを許すことなく第1・第2セットを先取し勝利に王手をかける。しかし、第3セットでは2度のブレークチャンスを決め切ることができずにいると、唯一与えたチャンスを決められセットカウント2-1と反撃を許した。
それでも第4セットではサーブアンドボレーなどを積極的に取り入れ10本のネットポイントを獲得。リターンゲームでは2度のブレークに成功し2時間35分で勝利した。
試合後の会見では、今大会選手の転倒相次ぐ芝の状態について改めて語った。
「今年に何か違いがあるとは思えない。過去にも転倒したことはあった。今は確実にかなり簡単に動ける。それ自体には違いは感じてはいない。去年開催していないことと関係があるかも知れないのか?それには疑問に思う。自分の意見としては、例年と同じだと思っている」
今大会、フェデラーは1回戦で
A・マナリノ(フランス)と対戦。リードを許していたがマナリノが転倒し負傷したため初戦突破を果たしている。
「確かに1回戦はラッキーだと言っていいと思う。ファイナルセットとかまでいっていたとしても、それでも自分自身が勝っていたと言いたい。でも、新鮮な芝の屋根の下でのセンターコートでの1回戦で、マナリノと5セットにはなりたくはない。彼がけがをして、そこで試合が終わったことはちょっとラッキーだったと言える」
「今は自分のリズムがあると確実に感じている。自分がすること全てにおいて、コートで冷静さのようなとても穏やかな気持ちを感じられた初めてのことだったかも知れない。どこへサービスを打ちたいかとか、どうやってサービスゲームをキープするかとか、どのようにミスを受け入れるかとか、間違った選択をどう受け止めるかなど。そんなことを払いのけられた。前進し続け、物事が上手くいっているような感じだった。全体像が重要だと言うことは分かっている。コートチェンジでチェアに座っていて、頭の中はただ空っぽだった。悪いことも前向きなこともなく、ただ座ってリラックスしていた。それが自分がなりたい状態。実際それが自分にとってのとても前向きなサインなんだと思う」
2017年以来4年ぶり9度目のウィンブルドン制覇を目指す39歳のフェデラー。4回戦では第23シードの
L・ソネゴ(イタリア)と対戦する。ソネゴは3回戦で世界ランク91位の
J・ダックワース(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。
同日の3回戦では、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第7シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、第16シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が16強へ駒を進めている。
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