男子テニスのアビエルト・メキシコ・テルセル（メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500）は１９日、シングルス準決勝が行われ、第１シードのＳ・チチパス（ギリシャ）が予選から出場している世界ランク１２０位のＬ・ムセッティ（イタリア）を6-1，6-3のストレートで破り、大会初の決勝進出を果たした。

この試合の第１セット、チチパスはファーストサービスが入ったときに９２パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど、ムセッティにブレークチャンスを与えることなく先行。第２セットに入っても主導権を握り続けると、第７ゲームで先にブレーク。その後もリードを守り切り勝利した。

昨年２月のオープン１３・プロヴァンス（フランス/ マルセイユ、室内ハード、ATP250）以来 約１年１カ月ぶりとなるツアー６度目の優勝を狙う２２歳のチチパスは、決勝で第２シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）と対戦する。ズベレフは準決勝で世界ランク７１位のＤ・ケプファー（ドイツ）をストレートで下しての勝ち上がり。

一方、敗れた１９歳のムセッティは今大会、Ｄ・シュワルツマン（アルゼンチン）やＧ・ディミトロフ（ブルガリア）らを破り準決勝に駒を進めていたが、ツアー初の決勝進出とはならなかった。

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