男子テニスの最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は22日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
D・メドベージェフ(ロシア)(ロシア)が第3シードの
D・ティーム(オーストリア)を4-6, 7-6 (7-2), 6-4の逆転で破り、大会初優勝を果たした。
>>HEAD新作ラジカル”プロトタイプ”の試打会に潜入<<男子プロテニス協会のATP公式サイトには、2009年の
N・ダビデンコ(ロシア)以来11年ぶりにロシア勢による大会制覇を成し遂げたメドベージェフのコメントが掲載されている。
「『ここロンドンで開催している12年の最終戦の歴史で、初代チャンピオンがロシア人で最後のチャンピオンもロシア人だったとしたら、それは素晴らしい物語になる』と大会前からずっと言っていた」
今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)王者のティームを2時間42分で振り切ったメドベージェフは「最高の勝利の1つ。最高の選手との対戦。彼(ティーム)が成し遂げてきたことへ祝福をしたい。あなたの名前は、もうテニスの歴史書に刻まれている。今年グランドスラムで優勝した。信じられないようなプレーをしている」と語った。
「いくつかのブレークポイントで彼は信じられないプレーをし、もう明日はないかのように彼がボールを叩いていたのを覚えている。ファイナルセットではネットへ出たり、ウィナーでポイントを取ったりして、実際いい形で終えられることができたのはラッキーだし、とてもうれしい」
「テニス人生で最もタフな勝利だった。なぜなら、ドミニクはタフな選手だから。彼はベストな状態だったと思う。そうではなかったかもしれないけど、自分はそう感じていた。彼は第2セットで勝利目前だった。僕は何とかそこで踏ん張ることができた」
今月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)から無敗のメドベージェフは連勝記録を10に伸ばした。
一方の敗れたティームは2年連続の準優勝となり、悲願の初優勝とはならなかった。
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ・東京1970】N・ジョコビッチ(セルビア) 2勝1敗
D・メドベージェフ 3勝0敗
A・ズベレフ(ドイツ) 1勝2敗
D・シュワルツマン(アルゼンチン) 0勝3敗
【グループ・ロンドン2020】R・ナダル(スペイン) 2勝1敗
D・ティーム 2勝1敗
S・チチパス(ギリシャ) 1勝2敗
A・ルブレフ(ロシア) 1勝2敗
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