敗北も「満足してる」とナダル

今大会初黒星を喫したナダル

画像提供：ゲッティイメージズ

男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ（イギリス/ロンドン、室内ハード）は１７日、グループ・ロンドン２０２０の予選ラウンドロビン第２戦が行われ、第２シードのＲ・ナダル（スペイン）は第３シードのＤ・ティーム（オーストリア）に6-7 (7-9), 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、今大会初黒星を喫し予選ラウンドロビン１勝１敗となった。

＞＞ATPファイナルズ組み合わせ表＜＜

大会初優勝を狙うナダルはこの日、ファーストサービスが入ったときに６９パーセントの確率でポイントを獲得した。しかし、リターンゲームではティームに６本のサービスエースを決められるなど苦戦。第１セットではタイブレークでセットポイントのチャンスもあったが決め切れず、２度のタイブレークを落とし２時間２５分の熱戦の末に力尽きた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはナダルのコメントが掲載されている。

「彼（ティーム）は素晴らしい試合をしてくれたし、僕も良いプレーができたと思う。今の僕はネガティブな気持ちではないよ。負けてしまったけど第１セットではたくさんチャンスがあったし、自分のプレーには満足しているよ。５日前の僕よりも、負けたとしても今の方がテニスのレベルがずっと高い。良い結果を残せるチャンスは大きいと思う」

同日行われたグループ・ロンドン２０２０の予選ラウンドロビン第２戦で第６シードのＳ・チチパス（ギリシャ）が第７シードのＡ・ルブレフ（ロシア）に勝利。この結果によりティームは第３戦を前に準決勝進出が決まった。１勝１敗となったナダルは予選ラウンドロビン第３戦で同じく１勝１敗のチチパスと対戦する。

一方、ティームは敗退が決まったルブレフと第３戦で顔を合わせる。

Nitto ATPファイナルズは８選手が２グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位２名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦１位通過者は、もう一方のリーグ戦２位通過者と準決勝で対戦する。

【グループ東京１９７０】
Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）１勝０敗
Ｄ・メドヴェデフ１勝０敗
Ａ・ズベレフ（ドイツ）０勝１敗
Ｄ・シュワルツマン（アルゼンチン）０勝１敗

【グループロンドン２０２０】
Ｒ・ナダル１勝１敗
Ｄ・ティーム２勝０敗
Ｓ・チチパス１勝１敗
Ａ・ルブレフ０勝２敗

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