男子プロテニス協会のATPは24日に公式サイトで、歴代最長試合である2010年ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)1回戦の
J・イズナー(アメリカ) vs
N・マウー(フランス)を特集した。
>>YouTube テニス365チャンネル<<【YouTube】強烈サーブに吹き飛ばされる!? 【内山 靖崇】と五番勝負で再戦、リターンなるか!?10年前の6月24日に決着がついた3日かがりの死闘は、イズナーが6-4, 3-6, 6-7 (7-9), 7-6 (7-3), 70-68で11時間5分のフルセットの末に勝利をもぎ取った。
同試合で行われたゲーム数は183で、試合で起きたブレークはわずか3回。合計プレーポイントは980で、168ゲーム連続で互いにサービスゲームキープを続ける前代未聞の戦いとなった。
この試合、第4セットが終了した時点で日没により順延に。しかし翌日行われたファイナルセットでも決着がつかず、ゲームカウント59-59で再度日没延長となり3日目に突入。次の日にイズナーが迎えたマッチポイントでは、バックハンドでこの試合246本目のウィナーを決めて勝利。決めた直後にはコートに倒れこみ喜びを爆発させた。
この試合のサービスエースはイズナーが113本、マウーが103本を記録。両者のウィナーの合計は490本に達していた。
イズナーは「マウーは間違いなくファイターだ。どちらかが負けなければいけないというのは辛い。でも彼と時を共有できて本当に光栄だ。たぶん僕らは今後また戦うことになるだろうけど、70-68にまではならないだろう」と語った。
一方敗れたマウーは「イズナーは勝者にふさわしい。彼のサービスは信じられないものだった。テニスの歴史で最も素晴らしい試合をプレーできてとても誇りに思う。とてつもなく長い試合だったけれども、僕ら2人も楽しんでいたよ」と振り返った。
両者は翌年のウィンブルドン1回戦でも対戦。イズナーが7-6 (7-4), 6-2, 7-6 (8-6)のストレートで勝利した。
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