男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は27日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
G・モンフィス(フランス)が世界ランク56位の
R・ガスケ(フランス)を6-3, 6-3のストレートで破り、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。
この試合、モンフィスは8本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに77パーセントの高い確率でポイントを獲得。ガスケに1度ブレークを許したが、自身はそれを上回る4度のブレークに成功して1時間13分で勝利を決めた。
また、今回の勝利により2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)、ABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)から続くシングルスの連勝記録を12に伸ばしている。
33歳で世界ランク9位のモンフィスはドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権初の決勝進出をかけて、準決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。両者は17度目の顔合わせでモンフィスの0勝16敗。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはモンフィスのコメントが掲載されている。
「これまで16回もジョコビッチとの対戦でミスを犯し続けてきたから、よく分からないよ。うまくいけば17度目の正直になるだろう。僕はずっと負けてきた。彼は世界1位で今年もまだ負けていない。調子は良いはず。新しいゲームプランを用意して、試合でどう機能するか確認したい」
自身の連勝記録については「数えていない。毎日、『最高のテニスをしよう』と思っているわけではないが、『良い毎日を過ごそう』とは思っている。自分の試合をコントロールして堅実にプレーしようとしている」と話した。
一方、準々決勝で第7シードの
K・ハチャノフ(ロシア)をストレートで下したジョコビッチはATP公式サイトで「モンフィスは今、自分のテニスを持っている。彼は世界トップ10の選手で、おそらく今までプレーした中で最高のテニスをしてくるだろう」と語った。
「ガエル(モンフィス)は最高のアスリートの1人。とてもよく動き、身体もフィットしている。さらに言えば、彼は最も面白いテニスをする選手。プレーを見るのも好きだし、対戦するのも大好きだ」
同日行われた準々決勝では第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)、世界ランク37位の
D・エヴァンス(イギリス)が4強入りを決めている。
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