男子プロテニス協会のATPは7日に公式サイトで、8日に開幕する男子テニスのハッサン2世グランプリ(モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、 ATP250)に出場する第1シードの
A・ズベレフ(ドイツ)や、クレーコートシーズン注目の
R・ナダル(スペイン)、
N・ジョコビッチ(セルビア)、
D・ティーム(オーストリア)のキャリア分析を掲載した。
ATP公式サイトでは、「9週間にわたるクレーコートシーズンで3つあるATPマスターズ1000のモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、クレー)、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッド クレー、ATP1000)、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の合計5000ポイントがかかっており、クレーコートを得意とする彼らとしては、最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)に出場するためのポイントを稼ぐチャンスのシーズンとなる」と記載している。
■アレクサンダー・ズベレフ(世界ランク3位)
キャリアで5度クレーコートでタイトルを獲得している21歳のズべレフは、2017年のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、 プレミア5)で世界ランク1位のジョコビッチを破りATPマスターズ1000初優勝、昨年はムチュア・マドリッド・オープンでティームを破って優勝を飾っている。
■ラファエル・ナダル(世界ランク2位)
過去10年以上クレーコートシーズンを支配し続け、昨年はモンテカルロとバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッド クレー 、ATP500)、そして全仏オープンで11度目のタイトルを獲得した。男子ではオープン化以降1人の選手が3つの大会を11度ずつ優勝したのは初めてのことで、前人未到の偉業を達成している。
また、クレーコートでは特に力を発揮し、現在獲得している7,480ポイントのうち、60パーセントの4,680ポイントがヨーロッパのクレーコートでのものである。また、クレーコートでの勝率は92パーセントとなっている。
■ノヴァーク・ジョコビッチ(世界ランク1位)
約12カ月前に右肘の手術からカムバックし、ローマで4強入り、全仏オープンで8強入りを果たした。得意なサーフェスであり、2016年の全仏オープン以来のクレーコート大会優勝を狙っている。
■ドミニク・ティーム(世界ランク5位)
クレーコートの大会で8度優勝しているティームは、先月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で
R・フェデラー(スイス)を破って優勝を果たしている。
過去2年間でティームだけがクレーコートのナダルに対し勝利しており、それぞれ2017年のローマと2018年のマドリッドで勝利を挙げている。また、2年連続でマドリッドで決勝進出を果たしていて、インディアンウェルズからの勢いを考慮すると今シーズン非常に期待ができる。
ハッサン2世グランプリでは第1シードのズべレフに続き、第2シードに
F・フォニーニ(イタリア)、第3シードに
K・エドモンド(イギリス)、第4シードに
G・シモン(フランス)、第5シードにL・ディエレ、第6シードに
F・ベルダスコ(スペイン)、第7シードに
P・コールシュライバー(ドイツ)が入っている。
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(2019年4月9日9時31分)