チチパス、フェデラー撃破振り返る

男子テニス協会のATP公式サイトは７日、世界ランク１２位のＳ・チチパス（ギリシャ）が全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）４回戦でＲ・フェデラー（スイス）を6-7 (11-13), 7-6 (7-3), 7-5, 7-6 (7-5)の逆転で破ったことについてのコメントを公開した。チチパスは「決して忘れない魔法の瞬間」と振り返っている。

１回戦でＭ・ベレッティーニ（イタリア）を逆転で破り、全豪オープン初の初戦突破を果たした２０歳のチチパスは、２回戦でＶ・トロイキ（セルビア）、３回戦でＮ・バシラシヴィリ（ジョージア）を下しフェデラーの待つ４回戦へ駒を進めた。

初の対戦となった両者。チチパスは第１セットをタイブレークで落としたものの、第２セット以降はフェデラーのミスを見逃さず確実にポイントを獲得。試合を通して１度もブレークを許さずに３時間４５分の熱戦を制した。

「夢が叶うようなもの。試合の後、頭が爆発しているような感覚だった。決して忘れることのない魔法の瞬間。初めての瞬間というものは何だって特別なもの」とチチパスは語った。

続けて「次、僕らが顔を合わせるときはまた違ったものになるだろう。僕はもっと準備しなければならない。僕はたくさんのことが学べるから、彼（フェデラー）のような選手が好きだ。もし勝ったときでも多くのことを勉強できる」

最後に、第２シードで出場しているソフィア・オープン（ブルガリア/ソフィア、室内ハード、ATP250）については「１００パーセント回復をしているわけではない。それでも、僕は自分の仕事に関して意思と決意を持っているし、ここでうまくいく可能性があることを知っている。良い意味で軽い気持ちで大会に参加し、自分自身にあまり期待しすぎないようにする。それがうまくいけば素晴らしいと思っている」

チチパスは７日、Ｊ・シュトルフ（ドイツ）との初戦を迎える。

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