女子プロテニス協会のWTAは6日に公式サイトで、3月のプレーヤー・オブ・ザ・マンスに
大坂なおみが選出されたと発表した。これは、今年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、プレミア・マンダトリー)優勝と、その後の活躍によりファンから選ばれた。
プロ転向後、大坂はBNPパリバ・オープンで、ツアー下部大会のITFサーキット含め初めてのタイトル獲得をグランドスラムの次に格付けされている年間4回しか開催されないプレミア・マンダトリーという大舞台で成し遂げた。プレミア・マンダトリーで日本勢女子の優勝は史上初の快挙。
BNPパリバ・オープンで大坂の快進撃は1回戦の
M・シャラポワ(ロシア)の勝利から始まった。2006・2013年のチャンピオンである元女王のシャラポワを下すと、
A・ラドワンスカ(ポーランド)、
S・ヴィケリー(アメリカ)、
M・サッカリ(ギリシャ)、
Ka・プリスコバ(チェコ)、そして世界ランク1位の
S・ハレプ(ルーマニア)と、決勝までわずか1セットしか落とさず勝ち上がった。
決勝では同じ20歳のD・カサキナをストレートで下し初優勝を飾ると、大会後に発表された世界ランキングでは自己最高の22位へジャンプアップさせた。
「どの試合も、何があっても諦めないと思いながらプレーをしていた。なぜなら、戦ってきた相手はとてつもなくタフな選手ばかりだったから」と大坂は試合後の会見で語っていた。
インディアンウェルズで初優勝したのは、2002年の
D・ハンチュコバ(スロバキア)以来16年ぶり。そして1999年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)、2005年の
K・クレイステルス(ベルギー)に次ぐ3人目のノーシードからのチャンピオンとなった。
20歳と153日で優勝を飾った大坂は、2010年に19歳と253日で準優勝を飾った
C・ウォズニアッキ(デンマーク)以来となる最年少の決勝進出、2008年に20歳と138日で優勝した
A・イバノビッチ(セルビア)以来の最年少優勝者となった。
続くマイアミ・オープンでは1回戦で子どもの頃から憧れだったセリーナをストレートで下した。2回戦では
E・スイトリナ(ウクライナ)に惜しくも敗れ、連勝は8でストップした。
3月のプレーヤー・オブ・ザ・マンスのファン投票結果は以下の通り。
1.大坂なおみ(52パーセント)
2.D・カサキナ(20パーセント)
3.
S・スティーブンス(アメリカ)(15パーセント)
4.
J・オスタペンコ(ラトビア)(13パーセント)
上位の4選手はWTAから選出され、その後にファン投票によって選ばれた。
今季ここまでのプレーヤー・オブ・ザマンスは以下の通り。
1月 S・ハレプ
2月
P・クヴィトバ(チェコ)4月9日に開幕する米男子クレーコート選手権をWOWOWメンバーズオンデマンドにて全日程無料配信予定。
【放送予定】 2018年4月9日(月)~4月15日(日)
■詳細・配信スケジュールはこちら>
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