女子テニスで世界ランク80位の
日比野菜緒がtennis365.netのインタビューに応じ、28日から開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)へ向け意気込みを語った。
>>全米OP対戦表<<>>杉田 全米OP初戦1ポイント速報<<「練習やトレーニングがしっかりできているので、調子はすごく良いです」と手応えを得ている22歳の日比野は、初戦で18歳の
C・ベリス(アメリカ)と対戦する。
日比野はアウェーの戦いを覚悟していた。
「苦手な印象はないのでやりやすいと思いますが、彼女(ベリス)にとってはホーム。応援を味方につけるのも上手な選手なので、自分のプレーに集中できるかが鍵だと思います」
竹内コーチから指導を受ける日比野
四大大会初勝利を1つの目標に掲げる日比野は、今年3月のALYA マレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、ハード、 インターナショナル)と7月の江西オープン(中国/南昌、ハード、WTAインターナショナル)で準優勝を飾っている。
今シーズン2大会で決勝へ進出していることについては「いつも自信をなくしかけた時に運が重なって結果が出る。複雑なんです、シード選手が怪我をしたり、ラッキーが重なって勝ち上がっていくので。素直に自信にはつなげられないです」と自己分析をしていた。
「トップ100を継続して戦い続けていることが、今の私にとっては大事だと思います。ラッキーでも、ランキングを保って勝負しているのは大切です。そういう面では前向きに捉えています」
全米OP会場で練習する日比野
準優勝の江西オープンの前に髪型をショートヘアにした日比野は「自分のやりたい時にやった方が良いと思ったので、切ってみました。そしたら、中国で良い結果が出た」と笑顔で話した。
また、今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制し、前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTAプレミア5)でキャリア通算5勝目をあげた
G・ムグルサ(スペイン)の試合中の集中力を参考にしていると語った。
最後に、日本のテニスファンへ「いいプレーをして、いい結果を出して喜んでもらいたい」と全米オープンでの活躍を誓った。
日比野とベリスの1回戦は大会2日目の29日、コート17の第4試合に組まれている。
その他の日本勢では、
大坂なおみは第6シードの
A・ケルバー(ドイツ)、
尾崎里紗は予選勝者のD・ラオ(アメリカ)、
土居美咲は第23シードの
B・ストリツォワ(チェコ共和国)、
奈良くるみは
S・ソリベス=トルモ(スペイン)、
江口実沙は
Kr・プリスコバ(チェコ共和国)と1回戦で対戦する。
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