男子テニスで世界ランク11位の
M・ラオニッチ(カナダ)は24日、自身のインスタグラムを更新し、左手首の負傷を理由に28日開幕の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランド スラム)を欠場することを発表した。
「自分に取って特別だと感じられる全米オープンに間に合うために、全力を注いできました。しかし、痛みはかなり酷く、ドクターと話し合った結果、大会を欠場する以外の選択肢は残されてはいませんでした」と悲痛な思いを綴ったラオニッチ。
前週まで開催されていたW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)も左手首の負傷を理由に欠場していた。
今季は2大会で準優勝を飾り、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でベスト8に進出。
夏のハードコートシーズンは、初戦のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、 ATP500)で準々決勝に進出したが、ロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では初戦の2回戦で
A・マナリノ(フランス)にストレート負けを喫した。
痛みの原因だと考えられる骨の破片を取り除く処置を受けたと明かしたラオニッチは「この大会を欠場し、ニューヨークの素晴らしいファンの前でプレーするチャンスを逃すことに、打ちひしがれる思いです。」
「すでにジムでリハビリを開始していて、数週間後には回復し、コートへ戻れると願っています。ツアーにより健康でより強くなって戻り、2017年のシーズンを最善の形で終われることを期待しています」と今季中の復帰に意欲を見せた。
26歳のラオニッチは、過去の全米オープンで2012年から3年連続で4回戦に進出。昨年は2回戦で
R・ハリソン(アメリカ)に逆転で敗れた。
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