テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は16日、車いすの女子ダブルス決勝戦が行われ、
上地結衣/ J・ワイリー(英国)組が第2シードのM・バイス(オランダ)/ D・デ=グロート(オランダ)組を2-6, 6-3, 6-0の逆転で破り、4連覇を成し遂げた。
>>ウィンブルドン対戦表<<この日、第1セットを落とした上地/ ワイリー組だったが、続く第2セットの第1ゲームでブレークに成功し、リードを守ってファイナルセットへ持ち込む。
その後、ファイナルセットではバイス/ デ=グロート組に1ゲームも与えない試合を展開し、1時間45分で勝利を手にした。
試合後の会見で、上地は「劣勢に立たされた時に自分たちで考えられたのが、今日のスコアになったと思います。どんな形であれ、勝ちたいと思った。それがプレーに出せたこと、自分の思うようなショットを打つことが出来た。ここを去る前に、しっかりとやり切れて良かった」と満足感を得ていた。
今大会のシングルス準決勝でS・エラブロック(ドイツ)にフルセットで敗れた上地は「シングルスの後は思うようなプレーが出来なくて、ダブルスの初戦は彼女(ワイリー)に助けられた。最初は緊張していて、動きも良くなかった」と振り返った。
「1番嬉しいのは、2人で勝つこと。このペアで勝つこと以上に嬉しいことはない。それを実現出来たのは嬉しい」
今年の四大大会では、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)にD・グルート(オランダ)とのペアで挑むも決勝で敗れて4連覇を逃した。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)ではM・ブイス(オランダ)と2連覇を果たした。
ウィンブルドンの車いす部門は2015年までダブルスのみの開催だったが、昨年からシングルスも開催され、J・グリフォン(オランダ)が初代女王に輝いた。
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