女子テニスで元世界ランク1位の
M・シャラポワ(ロシア)は11日、自身のフェイスブックを更新し「BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000 )で負った筋肉の損傷のために、残念ながら予定していた芝の大会への出場を見送らなければならなくなりました」とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む芝大会を欠場することを明かした。
>>ワウリンカvsナダル 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<30歳のシャラポワは、ワイルドカードを獲得していたウィンブルドン前哨戦のAEGONクラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTAプレミア)について「LTA(イギリス・テニス協会)へはバーミンガム大会の主催者推薦を与えてくれたことに感謝の気持ちを表したい。多くの方々が観戦に訪れてくれるはずだったと思います。来年その大会でお会い出来ることを願っています」と綴った。
シャラポワは、昨年1月に受けたドーピング検査で禁止薬物であるメルドニウムの陽性反応が出たことにより、当初2年間の出場停止処分を国際テニス連盟(ITF)から言い渡された。しかし判決を不服とし、スポーツ調停裁判所(CAS)に控訴した結果、15カ月の出場停止処分へ減刑された。
そして、今年4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTAプレミア)でワイルドカードを与えられて復帰を果たし、ベスト4に進出。その後も2大会へ出場し、世界ランキングを現在178位まで戻している。
最後に復帰時期について「今後も回復へ向けて治療を続けるつもりです。次に予定している大会はバンク・オブ・ウエスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、ハード、WTA プレミア)となります」と明かした。
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