テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、ベスト16進出を果たした第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は、試合後の会見で苦戦を強いられた世界ランク41位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)について「最初の3セットは自分より勝るプレーをしていたかも知れない」と絶賛した。
>>錦織vsチャン 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、24歳のシュワルツマンに2セットダウンまで追い込まれたジョコビッチだったが、第4セットで主導権を握るとファイナルセットでも世界ランク2位の力を見せつけ、3時間18分で勝利を手にした。
試合後、会場をあとにするシュワルツマンに対して大きな歓声と拍手が贈られ、ジョコビッチも拍手で送り出していた。
会見でジョコビッチは「彼(シュワルツマン)は試合の終わりに受けた観客からの拍手喝采に値していた。なぜなら、彼は本気でファイトし、とても良いプレーもしていたから」と称賛。
続けて「しかし最終的に勝つことが出来た。それは前向きにとらえられること。2セットを先に奪われてリードされながらも、精神的に強くいられたし、できる限り冷静でもいられた」と試合を振り返っていた。
また、新しくコーチとして迎えた
A・アガシ(アメリカ)との関係については「前向きにとらえられることに照準を合わせ、良く出来そうなことを分析していた。彼はとにかくテニスについても、人生についても、とても前向きな心の持ち主。やりたいことに100パーセントを費やす人」と話していた。
4回戦では、第19シードのA・ラモス=ヴィノラスと対戦する。
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