テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、第8シードの
錦織圭が世界ランク74位のJ・シャーディを6-3, 6-0, 7-6 (7-5)のストレートで下し、3年連続4度目の3回戦進出を果たした。
>>錦織3回戦1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、地元シャーディへの声援が多い中、錦織は第1ゲームでいきなりブレークを許す。続く第2ゲームではシャーディの強烈なフォアハンドを封じるためバックハンド側へボールを集めるとブレークバックに成功。さらに、その後もブレークした錦織が第1セットを先取。
第2セットは得意のストローク戦で1ゲームも与えず圧倒。第3セットは第3ゲームを終えた時点で治療を受けると直後の第4ゲームはブレークバックを許した。以降はシャーディの鋭いストロークに苦しむも、世界トップ10の力を発揮した錦織がアウェー戦を制した。
3回戦では、世界ランク67位のチャン・ヘヨンと同80位の
D・イストミン(ウズベキスタン)の勝者と対戦する。
1回戦で21歳の
T・コキナキス(オーストラリア)を逆転で下して2回戦へ駒を進めていた錦織は、全仏オープンで2015年に日本男子で1933年の
佐藤次郎以来82年ぶりのベスト8進出の快挙を達成。昨年は4回戦で
R・ガスケ(フランス)に敗れた。
順当に勝ち進んだ場合、錦織と対戦する可能性があった第9シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と第27シードの
S・クエリー(アメリカ)は初戦で姿を消した。
その他の日本勢では、予選勝者の
ダニエル太郎が2回戦敗退、世界ランク77位の
杉田祐一は1回戦で敗れた。
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