男子プロテニス協会のATPは15日、左足の前十字靭帯断裂で現在入院中の
西岡良仁を取り上げ、復帰へ向けて準備を進めている現状について触れた。
21歳の西岡は今シーズン、キャリア最高のスタートを切った。
2月のアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、 ハード、ATP500)でベスト8に進出。続くBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)ではATPマスターズ1000で初めて16強入りを果たし、世界ランク21位の
I・カルロビッチ(クロアチア)と同12位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を相手にキャリア最大の勝利を収め、大きな自信を得た。
しかし、西岡の躍進はマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000 )で途絶える。
J・ソック(アメリカ)との2回戦を途中棄権し、検査で左足の前十字靭帯断裂と発覚。その後4月初旬に手術を迎えることとなった。
復帰の時期は未だ不明だが、アビエルト・メキシコ・テルセルで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)相手に善戦し、自信を増している西岡の復帰に期待である。
現在は手術を終え、ギブスも外れた状態であることを自身のツイッターで報告しており、術後の経過は良好なようである。
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