女子テニスで世界ランク56位の
E・ブシャール(カナダ)の弁護士団は7日、全米テニス協会(USTA)を再び訴えた。USTAが2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で起きたブシャールの転倒事故に関する証拠となるビデオを故意に消失させたという。
ブシャールは、2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で四大大会初の決勝に進出し、世界ランキングでは5位を記録するなど、好調さを見せていた。
しかし、2015年の全米オープンで4回戦を前にロッカールームで転倒し脳震盪を起こすと、同大会を棄権。その後の大会も欠場を強いられた。
事故以降、ブシャールは4大大会で4回戦以降に進出していない。
これまでにもブシャールの弁護士団は、当時のロッカールームの床の状態に関してUSTAが不注意で怠慢だったと訴えている。
一方でUSTAは今回の訴えに対して一切コメントをしていない。
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