男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)は8日、シングルス決勝戦が行われ、第3シードの
錦織圭は第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)に2-6, 6-2, 3-6のフルセットで敗れて準優勝に終わり、16日から開幕する全豪オープンの前哨戦で初優勝とはならなかった。
>>ブリスベン国際 対戦表<<この試合、両者サービスキープが続く中、第6ゲームでディミトロフにブレークを許した錦織はリズムを崩し、第8ゲームで2度目のブレークを許して第1セットを落とす。
続く第2セット、ドロップショットやボレーなどで攻め込んだ錦織は第5ゲームでこの試合初のブレークに成功。その後は流れを掴み、ファイナルセットへ持ち込む。
第2セット終了後、錦織がメディカルタイムアウトを要求し治療を受ける場面が見られ、再開後は凡ミスが目立ち、ディミトロフの勢いに押された錦織は挽回の糸口を見いだせずに敗れた。
両者は今回が4度目の対戦で、錦織はディミトロフに初の敗戦を喫した。
錦織が最後にツアーで優勝したのは昨年2月のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)。
今大会、錦織は初戦の2回戦で予選勝者の
J・ドナルドソン(アメリカ)、準々決勝で世界ランク79位の
J・トンプソン(オーストラリア)、準決勝で第2シードの
S・ワウリンカ(スイス)を下しての勝ち上がりだった。
今後、錦織は9日に行われるエキシビションのファスト4(Fast4)、そして16日から本戦が始まる全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場予定。全豪オープンは2012・2015・2016年にベスト8へ進出している。
一方、優勝したディミトロフはキャリア通算5勝目をあげた。今大会は1回戦で
S・ジョンソン(アメリカ)、2回戦で
N・マウー(フランス)、準々決勝で第4シードのD・ティエム、準決勝で第1シードの
M・ラオニッチ(カナダ)を破り、決勝戦へ駒を進めていた。
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