24日、都内で行われたスイスの世界的時計メーカー タグ・ホイヤーのイベントに登場した男子テニスで世界ランク5位の
錦織圭が、コーチである
M・チャン(アメリカ)の「子供の頃の夢は?」というクイズに「消防士」と回答したが、チャンは「グランドスラム全てに出場するプロのテニスプレーヤー」と答え、一致させることが出来なかった。
チャンは「小さい頃からウィンブルドンとかを見てグランドスラムに出たいと思っていて、テレビを見た後には住んでいた家の地下室へ行き、スポンジのテニスボールで壁打ちをしていた。壁打ちをしている時は
J・マッケンロー(アメリカ)、
J・コナーズ(アメリカ)、
I・レンドル(アメリカ)らと戦っているという気持ちだった。そうやって壁打ちをしている時は決して負けなかった」と子供の頃のエピソードを打ち明けた。
これに対し、チャンの真面目な性格を知っている錦織は「全然そのままでしたね(笑)」とコメントして場内の笑いを誘った。
2013年から錦織のコーチについたチャンは1988年にプロ転向すると、1996年に自己最高の世界ランク2位を記録し、ツアー通算34勝をあげた。
1989年には17歳3カ月の若さで全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制し、男子シングルスグランドスラム最年少優勝記録を打ち立てた。その後は1996年に全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾るなど、驚異的なフットワークと粘り強いストロークを武器に活躍した。
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