オーストラリア・テニス協会が21日に発表した、今年最も目覚ましい活躍をしたテニス選手で、テニスを代表する大使に贈られる「ニューカム・メダル賞」の候補者リストに
N・キリオス(オーストラリア)と
B・トミック(オーストラリア)が選ばれなかった。
キリオスは、今年の楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)で優勝を飾るも、続く上海ロレックス・マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)で明らかにやる気のない行為をしたとして、シーズン終盤の大会への出場禁止処分が下されていた。
また、トミックはオーストラリアを代表して出場するリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)への出場辞退や、マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で、プレー中にラケットを逆に持ち故意的にプレーの続行を止める行為をするなど、協会関係者を憤慨させていた。
トミックもキリオスも、ツアー大会で活躍を見せたオーストラリア人選手だったが、問題行動が目立ちテニス選手としての質が賞へ響いたものと考えられる。
候補者はD・アルコット(オーストラリア)、
D・ガブリロワ(オーストラリア)、
J・ミルマン(オーストラリア)、
J・ピアース(オーストラリア)、
S・ストーサー(オーストラリア)、
J・トンプソン(オーストラリア)の6選手。
ニューカム・メダル賞の表彰式は、2016年11月28日に行われる。
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