男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は16日、グループ・ジョン マッケンローの予選ラウンドロビンが行われ、第5シードの
錦織圭(日本)は第1シードで世界ランク1位の
A・マレー(英国)に7-6 (11-9), 4-6, 4-6の逆転で敗れ、1勝1敗とした。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<この試合、第1セット序盤から錦織は王者マレーと互角に打ち合い、タイブレークへ突入。その後も一進一退の攻防が続き、錦織が5本目のセットポイントをものにして、このセットを先取。
第2セットはマレーにリードを許すも、ゲームカウント4-4へ追いつく。しかし、第9・第10ゲームを連取されてファイナルセットへ突入。
ファイナルセットは第3ゲームで2本連続のダブルフォルトをするとマレーに勢いを与えてしまう。その後も錦織は息を吹き返すことが出来ず、惜敗した。
両者は今年だけでも4度目の対戦で、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準々決勝では錦織が死闘の末に勝利していた。この日の敗戦でマレーとの対戦成績は2勝8敗。
14日の初戦では、今年の全米オープンを制した第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)にストレートで勝利していた。2年ぶり2度目のベスト4進出へ向け、18日の第3戦では第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。
ATPワールドツアー・ファイナルズに3年連続で出場している錦織は、初出場の2014年にベスト4進出。昨年は予選ラウンドロビンで敗れ、決勝トーナメント進出とはならなかった。
一方、勝利したマレーは全米オープン準々決勝で錦織に敗れて以降、ツアー4大会連続で優勝。さらに11月7日付ATP世界ランキングで
N・ジョコビッチ(セルビア)を抜いて自身初の世界ランク1位へ上り詰めた。これは1974年に30歳で世界王者となったJ・ニューカム(オーストラリア)氏に次いで歴代2番目の年長選手。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)A・マレー 2勝0敗
(3)S・ワウリンカ 0勝1敗
(5)錦織圭 1勝1敗
(7)M・チリッチ 0勝1敗
【グループ・イバン レンドル】(2)N・ジョコビッチ 2勝0敗
(4)M・ラオニチ 1勝1敗
(6)
G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝1敗
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
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