男子テニスの10月31日付ATP世界ランキングが発表され、前週のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、ATP500)で2年ぶり2度目の優勝を果たした
A・マレー(英国)は、3大会連続でタイトルを獲得。キャリア通算42勝、今季7勝目を記録した。31日から開幕するBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)の成績によっては、王者
N・ジョコビッチ(セルビア)から世界1位の座を奪い取る可能性がある。
>>パリバ・マスターズ対戦表<<今回の優勝によりマレーは前回から500ポイント加算されて10,985ポイント。1位のジョコビッチは12,900ポイントで、差は2,415ポイントとなった。
世界ランキングは、過去1年間(52週分)の獲得ポイント数を競うランキング。今シーズンは芝シーズンが3週間に伸びてツアースケジュールが昨年と変わっているため、ポイントにも変動が出ている。
来週のランキングでは、ジョコビッチが昨年のBNPパリバ・マスターズ優勝(1,000ポイント)とATPワールドツアー・ファイナルズ優勝(1,300ポイント)の合計2,300ポイント、マレーは昨年のBNPパリバ・マスターズ準優勝(600ポイント)とATPワールドツアー・ファイナルズのラウンドロビン1勝(200ポイント)の合計800ポイントが失効される。
マスターズ大会での各ラウンド(1回戦、2回戦等)毎の獲得ポイント数で計算すると、マレーが1位になるには2つの方法がある。
1つ目は、マレーがBNPパリバ・マスターズで優勝し、ジョコビッチが決勝へ進出していない場合。2つ目は、マレーがBNPパリバ・マスターズで決勝へ進出し、ジョコビッチが準決勝へ進出しない場合である。
好調を維持しているマレーが今年も決勝へ駒を進める可能性は高い。しかし、2014年7月から王者の座を守り続けているジョコビッチも決して守りには入らず、年間1位キープを狙ってくるだろう。
■関連ニュース■
・マレー 快勝で3大会連続V・マレー ジョコ抜き1位なるか・ジョコビッチ あわや失格処分