男子テニスで世界ランク6位の
R・ナダル(スペイン)が20日、自身の公式フェイスブックで今季残りの出場予定大会を欠場し「今は休息して2017年シーズンに向けて集中的に準備を始める」と発表した。
ナダルは、24日から出場予定だったスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、ATP500)と、31日からのBNPパリ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)を欠場。
また、現段階で出場圏内であるツアー最終戦のATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)も、2012・2014年に次ぎ3度目の欠場となった。
現在30歳のナダルは、今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)3回戦を左手首の故障で途中棄権。
リハビリ後、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)に出場し、シングルスでは3位決定戦で
錦織圭に敗れて銅メダル獲得とはならなかったが、ダブルスでは
M・ロペス(スペイン)とペアで金メダルを獲得した。
しかし「準備不足で出場し(怪我は)完全に回復していなかった」と、今だに痛みがあるために「来週のバーゼル(スイス・インドア)に出場できないことがとても悲しい」と心境を語りながらも「今は休息し、2017年シーズンに向けて集中的に準備を始める」と綴った。
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