男子テニスで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は、今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で2連覇と3度目の優勝を狙う。tennis365.netは、ジョコビッチが全米オープンで着用するユニクロの最新ウエアを開発したMDチームの坂谷氏に独占インタビューをした。
全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でオーストラリア原住民、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でフランスの騎士と、各大会の土地を象徴する「不屈の戦士」のように、強さを発揮して勝利に結び付けてほしいという想いがユニクロにはある。
そして、全米オープンでは「ネイティブアメリカンの幸運の象徴である羽根」をイメージしたデザインになっている。
全豪オープン・全仏オープンのウエアと大きく違う点は、胸元をハーフジップタイプに変更したこと。これは「ジョコビッチ選手から変化がほしいと要望があり、ファスナーをつけることになった」と坂谷氏は説明した。
また、汗を溜めず拡散する効果があり、肌面のサラサラ感に定評のある東レと共同開発した独自の素材「ドライEX」を継続して使用。背面は熱がこもらないよう、これまでと同様にメッシュを取り入れている。
カラーはブルー、ホワイト、レッドを用意。
ジョコビッチは今年の全仏オープンで史上8人目となる生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会で優勝)の快挙を達成した。
しかし、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で3回戦敗退、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では初戦で姿を消した。
この悔しさから、「ネイティブアメリカンの幸運の象徴である羽根」をデザインしたウエアを身につけて2連覇と3度目の全米制覇を狙う。
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