男子テニスツアーのエストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、クレー、ATP250)は1日、シングルス決勝戦が行われ、元世界ランク9位の
N・アルマグロ(スペイン)が第8シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を6-7 (6-8), 7-6 (7-5), 6-3の逆転で下し、今季初・キャリア通算13勝目の優勝を飾った。
この試合、アルマグロはトータルで12本のサービスエースを決め、ファーストが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得。19度のブレークチャンスから5度のブレークに成功し、最後はカレノ=ブスタのバックハンドがネットにかかり、アルマグロが2時間46分で勝利を手にした。
優勝が決まった瞬間、会場にいた観客は一斉に立ち上がり歓喜に包まれた。
アルマグロは今大会、1回戦で主催者推薦枠のFF・シルバ(ポルトガル)、2回戦で第4シードの
J・ソウサ(ポルトガル)、準々決勝で第7シードの
L・マイェール(アルゼンチン)、準決勝で第2シードの
N・キリオス(オーストラリア)を破っての勝ち上がりだった。
今年2月のアルゼンチン・オープン以来、今シーズン2度目の決勝進出を果たしたアルマグロは、世界ランキングで過去に9位まで上り詰めた実績を誇る。2012年以降タイトル獲得から遠ざかっていたため、今回は約4年ぶりのツアー優勝となった。
一方、敗れて準優勝となったカレノ=ブスタは今大会、準々決勝で第1シードの
G・シモン(フランス)、準決勝で第3シードの
B・ペール(フランス)を破り決勝へ駒を進めていた。
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