男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は17日、シングルス準決勝が行われ、第8シードの
R・ナダル(スペイン)は第16シードの
JW・ツォンガ(フランス)に4-6, 6-0, 5-7のフルセットの末に敗れ、6年ぶり大会2度目の決勝進出とはならなかった。
>>上海マスターズ対戦表<<今大会ナダルは、先週行われたチャイナ・オープン男子に続く2大会連続での決勝進出を目指していた。チャイナ・オープン男子では決勝戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたが、準優勝を飾っていた。
決勝進出は阻まれたものの、今大会ナダルのここまでのプレーは、今シーズンでもベストといえるテニスを披露していた。
M・ラオニチ(カナダ)、
S・ワウリンカ(スイス)と2人のトップ10選手から勝利を飾っていたが、この日は出だしから積極的なプレーを繰り広げたツォンガに押され、第1セットを先取されてしまう。
第2セットは、ミスが出始めたツォンガに1ゲームも与えず圧勝で奪い返して勝敗の行方は第3セットへと持ち込むも、第3セットの第11ゲームでブレークを許してフルセットで敗れた。
「試合の終盤まで勝てるチャンスはあった。でも今日は自分が勝利を飾る日ではなかった。それでも、数ヶ月前と比べると、遥かに自信が高まったのは疑う余地もないと確信している。」とナダルは、敗戦ながらも前向きな気持ちを明かしていた。
今季ナダルは思うような結果を残せておらず、グランドスラム、マスターズ共に無冠。しかし、今季の大会獲得ポイント上位8名が出場出来るツアー最終戦には、不調ながらも現在出場圏内に位置している。
(STATS - AP)
■関連ニュース■
・錦織7位 ナダルに抜かれる・GS無冠ナダル 今後の可能性・ナダル「ストロークに問題」