男子テニスのATPワールドツアー・ファイナル（イギリス/ロンドン、ハード）は６日、予選ラウンドロビンが行われ、第１シードのＲ・ナダル（スペイン）が第７シードのＳ・ワウリンカ（スイス）を7-6 (7-5), 7-6 (8-6)のストレートで下し、決勝トーナメント進出を決めた。さらに、世界ランキングで２０１０年以来３年ぶりに年間１位を確定させた。
「今日はシーズンを１位で終えられるかを決める事が大切だった。世界ランク１位でシーズンを終える事が、自分のテニス人生で最も素晴らしい事の１つ。しかも３シーズンぶりに１位へ返り咲いた。テニスというスポーツでは、それは本当に難しい事。１位の座が決まった今、残りの大会の事だけに集中出来るという事実は素晴らしい。」とナダルは、世界ランク１位への思いを語った。
「準決勝進出が決まった。この大会で優勝には手が届かなかった。こうして２試合で勝利を飾れた事は前向きに考えられる事だけど、このインドアのハードコートでは正直、自分は優勝候補ではない。それは自分でもわかっている。タイトル獲得へ向けて頑張るのみ。優勝出来るかどうか、見ものだね。」
２７歳ナダルはATPワールドツアー・ファイナル２０１０年以来３年ぶり４度目の決勝トーナメント進出を決めた。また、２０１０年には決勝へ進出し、その時はＲ・フェデラー（スイス）にフルセットで敗れ準優勝に終わっている。
■関連記事■
《ナダルが３年ぶりの年間世界１位へ、さらに決勝トーナメント進出＜ATPワールドツアー・ファイナル＞》
《「厳しい環境」で初優勝狙うナダル「優勝出来たら」＜ATPワールドツアー・ファイナル＞》
《ナダルが世界１位返り咲き決定、さらに決勝進出＜チャイナ・オープン男子＞》
《王者ナダルは初優勝逃す、今季５度目の敗戦＜上海マスターズ＞》
《ジョコビッチが史上９人目の快挙達成も、ナダルの追撃で崖っぷちに》
《フェデラーとナダルを比較、アガシ語る》
■関連動画■
《フェデラーが不調に陥った原因を明かす！ATP男子ツアーマガジン Vol.193》
《トップ１0入り目指す錦織特集！世界が驚く活躍に迫る！ATP男子ツアーマガジン Vol.192》
《ジョコビッチが史上９人目の偉業を達成！ATP男子ツアーマガジン Vol.190》
《芸術的なバックハンドを放つ天才ガスケを特集！ATP男子ツアーマガジン Vol.187》
《フェデラーが不調とラケットチェンジについて語る！ATP男子ツアーマガジン Vol.185》
（翻訳・記事/弓削忠則）
（2013年11月7日11時08分）
大坂なおみ撃破の23歳、珍記録で4強 
