テニスのグランドスラムであるウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝）は１日、男子シングルス４回戦が行われ、元世界ランク７位のＦ・ベルダスコ（スペイン）がＫ・ド=シェッパー（フランス）に6-4, 6-4, 6-4のストレートで勝利し、大会初のベスト８入りを決めた。
試合後、ベルダスコは「全体的に良いプレーが出来た。もちろん、ちょっと風もあったし、簡単ではないゲームもあった。そんな中でも良いテニスが出来たと思う。コートの上で良い気分で試合が出来たし、こうして勝ち上がって、初めて準々決勝進出が出来て、本当に嬉しいよ。」と、８強入りの喜びを語った。
２９歳のベルダスコは、２００９年の全豪オープンでグランドスラムを通してベスト４進出を果たしている。その時以来となる４強入りを目指すベルダスコは、準々決勝で第２シードのＡ・マレー（英国）と対戦する。
マレーとの試合については「ここまでの試合のプレーには満足しているし、次の試合もまた１つの試合にすぎない。もちろん、特別なものになるだろうね。だって、ここウィンブルドンで地元のマレーとの準々決勝なんだから。」と、ベルダスコ。
「ただコートに立って、今までの試合のように自分のプレーをするまでさ。当然、タフな試合になるだろうね。第２シードとの対戦だし、彼（マレー）はツアーでもここ数年では最も素晴らしい選手の１人になっているからね。観客も彼の応援に回るだろうけど、自分自身を信じてベストを尽くすのみさ。」
対するマレーは、ベルダスコ戦について「彼（ベルダスコ）は、本当に良いテニス選手。彼の展開になったら、本当に怖い存在。今年になってもう６カ月が過ぎるのに、まだ左利きの選手との対戦がないんだ。だから、試合がない明日は左利きの相手にサーブを打ってもらって、次の試合の準備をしたいね。」と、警戒していた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）(1) vs. ●Ｔ・ハース（ドイツ）(13), 6-1, 6-4, 7-6 (7-4)
○Ａ・マレー(2) vs. ●Ｍ・ヨージニ（ロシア）(20), 6-4, 7-6 (7-5), 6-1
○Ｄ・フェレール（スペイン）(4) vs. ●Ｉ・ドディグ（クロアチア）, 6-7, 7-6, 6-1, 6-1
○Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(7) vs. ●Ｂ・トミック（オーストラリア）, 7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 6-4, 6-4
○Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）(8) vs. ●Ａ・セッピ（イタリア）(23), 6-4, 7-6, 6-3
○Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(24) vs. ●Ｊ・メルツァー（オーストリア）, 3-6, 7-6, 6-4, 4-6, 6-4
○Ｌ・クボット（ポーランド） vs. ●Ａ・マンナリノ（フランス）, 4-6, 6-3, 3-6, 6-3, 6-4
○Ｆ・ベルダスコ vs. ●Ｋ・ド=シェッパー, 6-4, 6-4, 6-4
（2013年7月2日12時53分）
大坂なおみ 日本代表戦を欠場 
