男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード）は１２日、シングルス３回戦が行われ、第３シードのＡ・マレー（英国）がルー・イェンスン（台湾）を6-3, 6-2で一蹴、順当に１６強入りを決めた。
試合後、マレーは「タフな試合だった。自分はサーブの調子が今一つだったから、なかなか試合に入り込めなかったんだ。サーブが改善されてからは、厳しい状況から脱する事が出来た。第１セット、彼は不意をつくようなプレーをしばしばしてきたんだ。そんな選手との対戦は簡単ではなかったけど、こうして勝つ事が出来てホッとしているよ。」と、語った。
マレーは準々決勝進出をかけてＣ・ベルロク（アルゼンチン）と４回戦で対戦する。ベルロクはこの日、第１６シードの錦織圭（日本）を6-2, 6-2で下した。
錦織はこの日、左脇腹にテーピングを施して試合に臨んでおり、本来のサービスを打つ事が出来ず、世界ランク８５位のベルロクに１時間１２分で敗れた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）(1) vs. ●Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア）(31), 7-6 (7-4), 6-1
○Ａ・マレー(3) vs. ●ルー・イェンスン, 6-3, 6-2
○Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）(7) vs. ●Ｂ・パウ（ドイツ）, 6-2, 7-5
○ＪＷ・ツォンガ（フランス）(8) vs. ●Ｍ・フィッシュ（アメリカ）(32), 7-6 (7-4), 7-6 (7-0)
●Ｎ・アルマグロ（スペイン）(11) vs. ○Ｔ・ハース（ドイツ）(19), 3-6, 7-6 (7-2), 6-7 (2-7)
●Ｍ・チリッチ（クロアチア）(12) vs. ○Ｍ・ラオニチ（カナダ）(17), 6-3, 4-6, 3-6
●錦織圭(16) vs. ○Ｃ・ベルロク, 2-6, 2-6
○Ｓ・クエリー（アメリカ）(23) vs. ●Ｍ・マトセビッチ（オーストラリア）, 7-6 (7-5), 6-7 (5-9), 7-5
今大会の優勝賞金は１００万ドル。
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
■関連記事■
《第１６シード錦織圭、世界８５位からチャンス掴めず◇BNPパリバ・オープン男子》
《錦織圭はベテランの世界８５位に完敗◇BNPパリバ・オープン男子》
《ガルビス、ナダル戦「正直、負けない自信がある」◇BNPパリバ・オープン男子》
《フェデラー快勝、４回戦は同胞か元王者◇BNPパリバ・オープン男子》
《３４歳ハースが大激闘制す◇BNPパリバ・オープン男子》
■関連記事■
《錦織圭のツアー３勝目の模様を完全網羅》
(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年3月13日18時24分）
BIG4集結「最高のライバル」 
