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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会9日目の22日、男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのD・フェレール(スペイン)が第10シードのN・アルマグロ(スペイン)を4-6, 4-6, 7-5, 7-6 (7-4), 6-2の大逆転で勝利しベスト4進出を決めた。
【第1セット】
強烈なサーブで互いにブレークを許さない展開が続いた第1セット、第7ゲームでアルマグロがブレークに成功すると、そのままリードを守り第1セットを勝ち取る。
【第2セット】
フェレールのサービスゲームから始まった第2セットは、フェレールがこの試合7本目のサービスエースで締めキープすると、そのまま両者キープ合戦が続く。
しかし、第5ゲームでデュースが続く場面、フェレールのミスから初めてアドバンテージを握ったアルマグロがこのチャンスを活かしブレークを奪った。続く第8ゲームでブレークポイントを握られたアルマグロだったが、221kmのサーブでエースを決めるなど、このゲームを凌いでリードを維持し第2セットも勝ち取る。
【第3セット】
第3セットは序盤から両者のキープが続いたが、第7ゲームでアルマグロがブレークに成功するとゲームカウント4-3でリードする。
しかし、第10ゲームでフェレールがデュースの末でブレークバックに成功しピンチを切り抜ける。続くゲームも勢いに乗るフェレールは、ラブゲームでブレークに成功し、1セットを取り返す。
【第4セット】
第4セットで勢いに乗りたいフェレールだったが、第3ゲームでアルマグロにブレークを奪われると、苛立ちを隠せない様子を見せる。しかし、次のゲームですぐさまブレークバックに成功したフェレール、両者の実力は均衡しそのままキープを続ける展開となった。
第7ゲームで、序盤の好調を見せるアルマグロはこの試合5度目のブレークポイントを得るとこれを決め、続く第8ゲームでフェレールはすかさずブレークバックに成功。
両者このままブレーク合戦が続き、アルマグロはサービング・フォー・ザ・マッチのチャンスを得る場面もあるが、フェレールはしっかりと凌ぎタイブレークへ突入する。
このタイブレークをフェレールがしっかりと収め、勝負の行方はファイナルセットへ。
【ファイナルセット】
ファイナルセットは序盤からキープが続いたが、第5ゲームでフェレールがデュースの末でブレークを奪うと、そのままリードを活かして試合を優位に進める。
4セット目から足の不調を見せているアルマグロの隙をついたフェレールは、第7ゲームでもブレークに成功し、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲーム、クロスのウィナーを決め3時間44分で勝利を収めた。
勝利したフェレールは4回戦で錦織圭(日本)を6-2, 6-1, 6-4のストレートで下し準々決勝に進んでおり、N・ジョコビッチ(セルビア)とT・ベルディフ(チェコ共和国)との勝者と決勝進出をかけて戦う。
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