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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールドツアーファイナルズ大会6日目のラウンドロビン・グループB、J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(7位)が、R・フェデラー(スイス)(2位)を7-6(3), 4-6, 6-3で破りで2勝目を挙げ、準決勝進出を決めた。
第1セットはお互いサービスをすべてキープして、タイブレークへ突入。タイブレークでは、フェデラーのストロークミスが目立ち、デル=ポトロが6-1とリードし、この大量リードを活かしてセットを先取した。フェデラーは、16本のウィナーを決めたものの、凡ミスを19本犯した。
第2セットは、第1ゲームをラブゲームでブレークしたフェデラーが奪って、セットオールとする。
デル=ポトロは、時速210kmオーバーの得意のサーブでフェデラーを上回るだけでなく、ストロークでも対等に打ち合った。ファイナルセット第3ゲームで、デル=ポトロは、フェデラーのストロークミスを誘ってブレークに成功。このリードを守って、2時間1分のハイレベルな接戦をデル=ポトロが制した。
「ファンマルチン(デル=ポトロ)は、いい仕事をした。クリーンなテニスをした。サーブは熱を帯びるようにボールに勢いがあったし、彼は大事な時に、いいショットが打てていた。今日の試合は早く忘れて、前へ進まなければいけない」(フェデラー)
「ロンドンでは、自分のゲームに自信を感じます。サーブがとてもよかった。ショートラリーになり、いつでも攻撃的でいられるサーフェスが、自分を助けてくれる。それは、自分のゲームのアドバンテージになります。準決勝には、3人のビッグネームと1人の大男が残ったね(笑)」(デルポトロ)
ナイトセッションでは、D・フェレール(スペイン)(5位)が、J・ティプサレビッチ(セルビア)(9位)を、4-6, 6-3, 6-1で下して2勝目を挙げた。
フェデラー、デル=ポトロ、フェレールの3人が2勝1敗で並んだが、セット勝率の差でフェレールが脱落し、グループBでは、フェデラーが1位、デルポトロが2位となって、それぞれ準決勝へ駒を進めた。準決勝では、フェデラー対マレー、ジョコビッチ対デルポトロという対戦カードになり、全員がグランドスラムタイトルホルダーという豪華な組み合わせとなった。
(文・写真/神 仁司)
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