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絶好調アザレンカの勢い止まらず◇ジェネラリー女子

女子テニスツアーのジェネラーリ女子(オーストリア/ リンツ、賞金総額22万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が第5シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)に6-3, 6-4のストレートで勝ち、今季6度目、通算14勝目となる優勝を飾った。アザレンカは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。

決勝戦の第1セット、第1ゲームでいきなりジョルジュのサービスゲームをブレークしたアザレンカは、ゲームカウント5-3からの第10ゲームでも再びブレークに成功、このセットを先取する。

アザレンカは今大会絶好調で、セット内で3ゲーム以上奪われることなく決勝に進んでおり、決勝戦の第1セットで初めて3ゲーム以上とられたこととなった。

第2セットに入っても勢いを失わなかったアザレンカは、12ポイント連続で奪う場面も含めてゲームカウント5-0と大きくリードを重ねる。だが、アザレンカはそこで少し気を抜いてしまったのか4ゲーム連続で落としてしまい、試合はゲームカウント5-4に。

ジョルジュは第7ゲームでこの試合初のブレークに成功し、ゲームカウント2ー5とすると、第9ゲームでも再びブレークに成功しゲームカウント4-5とした。

しかし第10ゲーム、ジョルジュのサービスゲームで、アザレンカは4本のマッチポイントをふいにしながらも5本目のマッチポイントを決め、優勝を飾った。

第2セットについてアザレンカは「集中力を失ってしまっていた。ユリア(ジョルジュ)がリズムを取り戻す一方で、私は不必要なミスが増えていた。優勝できて何より。タフな試合だった。」と、振り返っていた。

また「今週は毎日調子がよく、エネルギーが満ちているように感じていたわ。」と、アザレンカ。

一方、敗れたジョルジュは試合後、「いい試合で、緊迫した決勝戦だった。終盤は頑張って追いついたけれど、彼女の方が安定していた。優勝に値するプレーだったと思う。」と述べ、勝者を称えた。

加えてジョルジュは「今週は上出来だったと思う。世界1位の選手についていけるだけのプレーができて嬉しい。試合を逆転できそうだったしね。敗戦を前向きにとらえているわ。」

現在、絶好調のアザレンカは、先月の全米オープン決勝で敗れて以来13連勝中で、全てストレート勝ちを収めている。2週間前の東レPPOでは体調不良を理由に準々決勝直前で棄権したが、先週の北京の大会では見事な優勝を飾っている。

この記録についてアザレンカは「自分では勝利の数は数えていないわ。ただコートに行ってどの試合も楽しもうとしているだけ。」と、話している。

アザレンカは今大会の後、10月23日から始まるイスタンブールでのシーズン最終戦に出場する。

他方、ジョルジュは今シーズン2度目の決勝進出だったが、今回も準優勝に終わった。2月にはドバイの大会で決勝に進んでおり、今大会ではWTAツアー通算3勝目を狙ったが、世界女王の壁は厚かった。

同日にはダブルス決勝も行われ、第1シードの強豪A・グローネフェルド(ドイツ)/K・ペシュキ(チェコ共和国)組が、シングルス準優勝のジョルジュとB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)が組んだ第2シードペアを6-3, 6-4で下し、順当にシードを守って優勝している。

(翻訳/森田系太郎)

(2012年10月15日10時40分)

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