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女子テニスツアーのW&Sオープン女子(アメリカ/シンシナティ、賞金総額216万8400ドル、ハード)は16日、シングルス3回戦6試合が行われ、第1シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が主催者推薦のS・スティーブンス(アメリカ)を6-1, 4-6, 6-4で下し順当に勝利、ベスト8へ名を連ねた。
世界ランク3位のラドワンスカは同49位のスティーブンスに対して、第1セットは2度のブレークを奪いあっさりセットを先取。第2セットは好調を続けるスティーブンスが2度ブレークをラドワンスカに奪われたものの、3度のブレークを奪い返し試合を振り出しに戻した。
第3セットはこのセットだけで約1時間を要するなど激しいストローク戦となったが、2度のブレークを許したラドワンスカが3度ブレークをスティーブンスから奪い、1時間57分でベスト8進出を決めた。
ラドワンスカは第9シードのN・リー(中国)と予選勝者のJ・ラーソン(スウェーデン)の勝者と準々決勝で顔を合わせる。リーとラーソンはこの日、センターコートのナイトマッチに試合が予定されていたが、悪天候のために試合が開始されず翌日へと順延が決まった。
ラドワンスカの妹で予選を勝ち上がったU・ラドワンスカ(ポーランド)もこの日の3回戦に登場したが、第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)の前に4-6, 3-6のストレートで敗れた。
しかし各セットで先にブレークされてリードを許したセリーナは、厳しい試合を強いられながらの勝利だった。
姉のラドワンスカは妹のプレーについて「ウラは今大会では素晴らしいテニスをしていて、予選を含めるとこの試合が5試合目だった。大会によっては5試合目が決勝戦だったりするし、そう考えると今日の彼女は多少の疲労があってもおかしくなかった。セリーナの前に敗退したけど、それも良い経験になっているはず。彼女が今日の試合をどう思っているか分からないけど、彼女自身のテニスはとても良いものだと思った。」と、仲の良い妹の好調さを感じていた。
姉と妹の違いを聞かれたセリーナは「二人とも素晴らしい選手だし、良い姉妹だと思う。私達と同じように姉妹でツアーで活躍しているのを見るのは本当に嬉しい事。妹のウルシュラはとても練習を重ねている。自分も彼女も妹だから彼女の活躍を期待しているの。彼女も姉のプレーと似ていて、とてもミスの少ないプレーをするから、そう言う選手との対戦はいつも厳しいものになるわ。」と、同じ妹同士としてエールを送っていた。
セリーナはA・フラヴァコバ(チェコ共和国)を6-4, 7-6 (7-5)のストレートで下した第5シードのA・ケルバー(ドイツ)とベスト4進出をかけて準々決勝を行う。
この日の試合結果は以下の通り。
A・ラドワンスカ (1) ○-× S・スティーブンス, 6-1, 4-6, 6-4
S・ウィリアムズ (2) ○-× U・ラドワンスカ, 6-4, 6-3
S・ストザー(オーストラリア) (3) ○-× E・マカロバ(ロシア), 6-1, 6-3
P・クヴィトバ(チェコ共和国) (4) ○-× S・ポン(中国), 6-2, 6-2
A・ケルバー (5) ○-× A・フラヴァコバ, 6-4, 7-6 (7-5)
V・ウィリアムズ(アメリカ) ○-× S・エラーニ(イタリア) (7), 6-3, 6-0
今大会の優勝賞金は38万5000ドル。
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